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いつでも元気

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志を受け継ぐ者たち

「大栗清実氏を偲ぶ会」開催 徳島健康生協

torikumi232_02 一二月一日、「大栗清実氏を偲ぶ会」を開きました。大栗氏は、日本で初めて開設された無産者診療所・大崎診療所の初代所長で、没後三〇年になります。予想を超える一九〇人が参加しました。
 児嶋誠一・徳島県民医連会長が大栗氏の略歴を紹介。その後、全日本民医連・長瀬文雄事務局長が大栗氏の生きた時代背景や、民医連の歴史・綱領について講演しました。
 最後に、ご子息の丸人氏が清実氏にまつわるエピソードを紹介。「父のまいた種が今後も大きく育ち、受け継がれていくことをみなさんといっしょに見守りたい。民主的な医療の灯を絶やさないようにがんばりましょう!」と締めくくりました。
 九〇人ほど参加した職員にとっても、たいへん勉強になったことでしょう。一九三〇年代の医療の実態などもスライドで紹介され、繰り返し投獄されてもひるまなかった大栗氏の偉大さに、感服することしきりでした。
(石川弘和)

6回目の被爆者検診 東京・三多摩健康友の会

 健生会の被爆者検診も今回で六回目。職員、ボランティア、被爆者の方、顔なじみも多くなり、半年ぶりの再会になごやかにあいさつを交わします。
 四一人の被爆者を、六八人の職員とボランティアが迎えました。職員のほか、医学生や看護学生のボランティアが案内係として参加。
 恒例となった検診後の交流会。「この検診で、大腸がんを発見することができました。立川相互病院で入院・手術をおこない、スタッフのみなさんの献身的な 医療と看護のおかげで命拾いしました。検診の大切さを感じました」と、受診した方から感謝の言葉をいただきました。あらためて、検診の重要性を確認できま した。
(杉崎健一)

1職場1事例検討会 鳥取・民医連社保平和委員会

 一一月二〇日、当委員会主催で、「第五回 一職場一事例検討会」を開きました。看護奨学生三人を含む七一人が参加し、八演題の発表がありました。
 父親の介護のために離職・帰省した方の事例。父親を看取ったあとで再就職もできず、無収入・無保険。ライフラインをとめられて、飢餓状態で救急搬送された深刻なケースです。
 その他、原爆手帳交付のために奔走した事例、残された期間を夫婦いっしょに過ごしてもらおうと法人内他院から夫を受け入れ、妻の葬式には病棟看護師が付き添って参列を可能にした事例などが発表されました。
(富永茂寿)

戦跡めぐってクイズ解答 福岡・親仁会

 一一月二三日、当法人の平和アクションプラン推進委員会主催で開催された「語り継ぐ大牟田の戦争・空襲 ピースウオークラリー」に参加しました。大牟田で生まれ育った私にとっても初めて知ることがあり、戦争のつめあとにショックを受けました。
 班にわかれて戦跡を五か所探し、スポットごとに青年たちの説明を受けました。クイズに解答してポイントをため、一番多いチームは昼食にデザートがつく特典も…。
 主催した委員会は、二〇~三〇代を中心に構成され、友の会役員さんなどに助言をしていただいています。毎年、長崎民医連とコラボして、「長崎平和ツアー」なども企画してきました。平和のバトンを受け継ごうとがんばっています。
(伊見万弓)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気2月号No.232より