世代を越えて平和をつなぐ
幻想的な平和祈願灯ろう 香川医療生協高松東センター
ことしで二一回目となった「平和祈願灯ろう流し」。「核兵器をなくし、戦争のない平和な国を」と願う人たちが、被爆者のみなさんと共同して、毎年とりくんでいます。
戦争で亡くなったすべての方がたに黙とうをささげ、大窪寺に点火されている「原爆の火」を灯ろうに点火。原爆被害者の会会長があいさつし、NPT(核不 拡散条約)再検討会議ニューヨーク行動に参加した高松平和病院の看護師が報告をしました。
亡くなった方の名を記した灯ろうや、平和への願いを記した灯ろうなど、一四〇ほどの灯ろうが川面に揺れ、幻想的な時間をつくりだしました。
高松協同病院は開設当初から実行委員会に参加し、準備や後片付けなど実務を担当。ことしも三七人の職員が参加しました。
(吉尾達喜)
平和の風船を飛ばす 福岡・ありあけ健康友の会
九月九日、ことしで四回目となる「九条の日平和アピール・平和の風船」を開催しました。平和を願うメッセージを添えて、風船を大空へ飛ばしました。
地域からも平和のメッセージを発信してもらおうと、ことしも地域の寺院を訪問して協力を要請。賛同する寺院や教会には、同時刻に鐘を鳴らしてもらいまし た。また、高取保育園の子どもたちも参加してくれました。
カウントダウンの合図で、雲ひとつない秋空へ色とりどりの風船が放たれ、いっせいに歓声があがりました。私たちの願いをのせた風船をみんなで見送りました。
(福田恭介)
宇宙にも憲法九条を 千葉・二和病院健康友の会
九月一三~一四日、「第二四回日本高齢者大会in水戸」が開かれました。当友の会から三四人が参加しました。
私は“移動分科会”で、「筑波宇宙センター見学」に行きました。バスから宇宙センター前の広場に降りると、目の前に長さ五三メートルのH_Ⅱロケットが…。これが種子島から発射されたのかと最初の驚き。
薄暗い宇宙センター内では、一九六〇年以降の日本のロケット技術や宇宙開発の進歩を示す巨大人工衛生のモデルが展示されていました。さらに、宇宙に浮か ぶ実験棟・国際宇宙ステーション「きぼう」のモデルが設置されていました。
宇宙開発を安全保障の名で軍事目的に広げようとする動きが、いまの世界にはあります。
憲法九条を宇宙的視野にまで広げることこそ必要です。
(柏木文代通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気12月号No.230より