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いつでも元気

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戦跡ツアー多彩に

「石のさけび」に絶句 大阪・西淀川・淀川健康友の会

torikumi225_05 4月10日から2泊3日の日程で、戦跡ツアーを開催。17人が参加し、安房の戦跡、東京大空襲・戦災資料センター、第五福竜丸展示館などをめぐりました。
 安房では「安房文化遺産フォーラム」のみなさんの熱心な案内と説明を聞きながら、赤山地下壕、米軍上陸地点、128高地(戦闘指揮所)地下壕を見学。戦 争末期の日本の姿が見えてきました。とくに「噫 従軍慰安婦」碑の前で、元慰安婦の告白「石のさけび」が朗読されたときは、一同声が出ませんでした。
 私たちの戦跡ツアーは、今回で9回目です。埋もれている文化遺産、物言わぬ戦跡を保存し、どう伝えていくか、私たちの目的がよりはっきりしてきました。
(狭間富美夫)

慰霊の碑をめぐる 富山医療生協

 4月4日、「県内の戦争の跡を訪ねるバスツアー」を開催。冷たい雨風が吹く中にもかかわらず、36人が参加しました。ツアー企画は7回目。元高校教師の松浦晴芳さんの案内で6か所をまわりました。
 米軍は1945年7月16日の原爆実験の成功を受け、日本での投下計画を立てました。予行演習で投下された富山県では、日満アルミや不二越鋼材岩瀬工場 が狙われました。7月26日朝、富山市豊田の住宅街の一角に落ち、死者16人を含む60人が死傷したのです。その時に母、祖母、妹の3人を亡くし、8月2 日の富山大空襲で父と3歳の妹も亡くした方が、惨事を若い世代に伝えようと自費で「平和祈願の碑」を建立しています。
 ほかに、強制連行による港湾荷役中に亡くなった17人の中国人を慰霊する「日中友好の碑」や、富山空襲慰霊の墓標をめぐりました。
(松井弘通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気7月号No.225より