いのちと健康を守る
「いのちの平等」貫いて 尼崎医療生協・介護老人保健施設 ひだまりの里
当施設は、三月一日から無料低額診療事業を開始しました。中核市となった尼崎市に届け出、受理されました。
尼崎医療生協では、昨年三月からすでに無料低額診療事業を開始しました。一月三一日現在、七一世帯一二八人の方が適用になりました。広がる雇用不安、社 会保障制度の脆弱さを、患者さん一人ひとりの生活にふれることで体感しています。
この間、尼崎市との懇談で、事業の市ホームページへの掲載が実現。保護課から教育委員会を通じ、各小中学校の保健室へリーフを設置するなど、周知活動も展開しています。
〇七年総代会で確認して以来、「いのちの平等」を意識的に事業と運動に貫いてきました。無料低額診療事業は、広がる「貧困と格差」に対応する実践の一つです。
今後は経済格差から起因する「健康格差」をなくすため、「健診受診からはじまる健康づくり」を合い言葉に、健診受診大運動を地域で巻き起こそうと準備をしています。
(杉山貴士)
「まちかど健康相談会」実施 東京・東葛健康友の会
一月二四日、地域の大型スーパー店内で「まちかど健康相談会」を開催しました。友の会は事前に同店周辺住宅地、地域の友の会会員に、三〇〇〇枚のチラシを配って宣伝してきました。
同店での健康相談会は十数年ぶり。当日は友の会スタッフ、東葛病院医師・看護師・管理栄養士など一六人が参加。体脂肪測定、血圧測定、医療相談、栄養相談など、買い物客や市民ら六六件に応対しました。
署名を訴えるなかで二人の入会者を迎え、店側からも「定期的に開催したい」との要望が出されました。
(加賀谷昭)
肩こり解消体操でリラックス 福岡・ ありあけ健康友の会 陣屋あじさい班
当班では、肩こり解消のため、OT(作業療法士)を招いて筋肉の構造や肩こりの原因について学習。その後、肩こり解消体操を習いました。
参加者からは日常での基本姿勢についてなど真剣な質問が寄せられ、OTの回答にみんな大きくうなずいていました。
また、保健師さんからは特定健診について学び、健診の大切さを認識。さっそく三人の方が受診を予約しました。
(井島英士)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気5月号No.223より