「輝け」眠りっ子ほのちゃん、シンポが大成功
一〇月七日、さいたま市の集まりに向かいました。会場には多くの人が。そこには『元気』で紹介された眠りっ子・西村帆花ちゃんを囲む人の輪ができていました。ほのちゃん、なんとかわいく、輝くような表情でしょう。
集まりは、彼女の両親が呼びかけ「重症児の親の会」で開いたシンポジウム「輝け地域で育むいのち 重症キッズの楽しい在宅ライフ」です。
前段で、母の理佐さんが、出産のようすから、低酸素脳症で人工呼吸器をつけた我が子と自宅で生活するに至るまでの経過を。また、重症児が地域で生きるた めの環境がいかに整っていないか、を静かに語りました。
シンポジウムは、病院の主治医、往診の開業医や訪問看護・介護職員、市の保健師など、ほのちゃんをささえる医療介護チームの七人が。重症児の在宅生活の課題を話しあいました。会場からも発言がたくさん。
当初予定の倍の一六〇人の参加で、立ち見が出ました。遠くは長野から。大学教授や看護学校の生徒もやってきました。
運営はボランティアがささえました。会場にいる人みんなが、ほのちゃん一家の「応援団」であり、連帯の証と社会の窓でもあったと思います。
(三宅絢子『元気』編集委員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気1月号No.219より
- 記事関連ワード
- 介護