みんなで外へ
老健で稲の刈り入れ 福井・老健あじさい
九月八日、稲刈りをしました。福井県は稲作地帯でデイ利用者も職員も、農家が多い地域です。
作業療法士で農家出身の職員が家から盛ってきた「苗」を、春にプランターの「あじさい農園」に植えつけていました。名づけて「あじさい米」。夏の水やり など手塩にかけ、ようやく刈り入れ時期を迎えたのです。利用者は厳しかったが家族一丸で働いた若かりし頃の農作業を思い出し、懐かしさに浸りました。
しかし、稲の方は窮屈なプランター育ちのせいか、「不作」の模様。作業療法士の浅田職員は「来年は米がとれるよう挑戦する。今年の稲はお年寄りにしめ縄 作りを教えてもらい、正月に飾る」と抱負を語っていました。利用者の渡辺さんは「昔は五反の田んぼを作っていた。もっと、ぎょうさん(たくさんの意味)稲 刈りがしたい」。最後に「あじさい米ばんざーい」と声を上げ、リハビリをかねた楽しい秋の一日を過ごしました。
(松原信也通信員)
温泉での健康チェック 山形・庄内医療生協三川支部
三川町にある「田田温泉」の玄関には、「入浴者五〇〇万人達成」の垂れ幕があります。
「強化月間」もスタートを切って、九月二七日、温泉での血圧測定、体脂肪、内臓脂肪の健康チェックをおこないました。「体脂肪が気になる!」「内臓脂肪もわかるの?」と若い女性も立ち寄ります。
顔なじみの組合員さんも、風呂あがりの艶々顔で「血圧測ってもらのがのぅ~」。診療所の看護師との会話も弾みます。
傍らで、後期高齢者医療制度廃止の署名と核兵器廃絶の署名もお願いしました。
年二回だったこのチェック、今度は定期的に回数を増やし、もっと地域に医療生協の活動を知らせていきたいと思います。
(阿部倶子通信員)
研修会と親睦の日帰り旅行 宮城・大崎健康福祉友の会加美支部
七月四日、日本三大景勝地・松島で、当支部の日帰り旅行と研修会を開き、三三人が参加しました。
第一部は、学習研修。全日本民医連発行のオレンジビラで、介護保険新認定と制度の矛盾、後期高齢者医療制度の廃止の運動、について学びました。
「国保税が高くて払えない、介護保険料、しかも年金からの天引き、どうにかならないか?」「税の減免制度が利用しにくい」「老老介護で大変」「年金暮ら しは、医者に行くのも大変」「一人暮らしでも希望の持てる社会にしてほしい」など、要望が。
休憩入浴をはさみ、昼食は、歌や踊りが次々と。交流会は最高潮、時間も忘れて楽しいひと時を過ごし、特技を披露。
『元気』の読者も増えました。最後に「組織強化と『元気』普及」の行動提起があり、「住民の医療と福祉、すみよいまちづくりのために力を合わせよう」と修了しました。
(菅原博志通信員)
創作曲で医療のうたごえに 北海道・きずな健康友の会
千葉健生会病院友の会のコールカリーナとの出会いから「医療のうたごえ全国祭典」に参加するようになって六年、九月に開かれた全国祭典に、「うたう会きずな」は初めて、創作曲「二月」で参加しました。小林多喜二を歌ったものです。
「蟹工船」を書いた小林多喜二は北海道に住む私たちにとって身近な存在。これまでも多喜二の歌をうたってきましたが、そのうち自分たちも多喜二の歌をつ くろうという気運が芽生え、友の会員の作詞を「多喜二へのレクイエム」を作ったケイ・シュガーさんに作曲を依頼。うたっていく中で意見を出し合い、編詞し てできました。
こんどは山宣の歌をつくります。来年の祭典は函館で開催。沢山の仲間との交流を楽しみに歌い続けます。
(大田夏美)
「天地人」班会 やまがた健康友の会健康つなぎ班
テレビで話題の「天地人」にちなんで、畑谷城跡を見学しました。畑谷城は、関ヶ原の戦いで、直江兼続が山形攻めをやるために落とされた、最上義光の家臣五兵衛光清の城です。
敵の侵入を防ぐ空堀がたくさんありました。深く掘られた堀に、「機械もない時代にどうやったら人の手でこんなに深く地面を掘れたのか」と感心。
戦の後、生き残った五兵衛光清側は、五〇〇人も首を切られたそうです。「やっぱり戦争は嫌だ。平和が一番」という声もあがりました。
(佐藤琢)
スポーツの秋一一〇人集う 富山医療生協グランドゴルフ実委
「ヤッタ、ホールインワン」
満面に笑みを浮かべる女性は喜びのVサイン、周りからは拍手。九月一七日、第三回グランドゴルフ大会を、二二チーム一一〇人の参加で開催しました。
大会に向け、実行委員会が事前に二度、練習日を設け、一人でも多く参加できるよう工夫した結果、昨年より、四チーム二〇人参加が増えました。
参加者は「久しぶりに汗をかき身体を動かし、すがすがしい」「秋空の下こんなに大勢で、楽しかった」「来年は支部で二チーム参加する」などの声も。
全国大会参加の予選も兼ねたので「全国大会では良い成績でがんばって」など激励の場面もありました。
(松井弘通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気12月号No.218より