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いつでも元気

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被爆者をこれ以上苦しめないで! 大阪地裁で9人全員が勝訴 原爆症認定集団訴訟

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「全員勝訴!」 喜びにわく支援者たち

 原告九人、全員勝訴。
 国に原爆症の認定をもとめ、全国一三地裁で争われている集団訴訟の最初の判決が五月一二日、大阪地裁で出ました(国は二二日控訴)。

遠距離・入市被爆者も

 「遠距離・入市被爆者四人を含む九人の原告全員の原爆症認定申請棄却処分の取り消しを国に命じた画期的な判決」・
 全日本民医連原爆症認定訴訟支援医師団・被ばく問題委員会は、判決をこう評価し、「被爆後長く被爆者を苦しめた体調不良を重視し、循環器疾患(心疾患、 脳卒中)、遅発性白内障、甲状腺機能低下症等の非がん疾患の認定にも大きく道を開くもの」で、「心から歓迎する」と声明を出しました。
 大阪地裁で原告側証人として法廷に立った郷地秀夫医師(近畿支援医師団・東神戸診療所所長)は「民医連の医師団意見書を、裁判官に理解してもらうこと。 そのことに集中して証言台に立ちました」と話します。

一人でも多く被爆者救って

 原告の一人、木村民子さん(69)は「大阪民医連の此花診療所の小林栄一医師に励まされ、訴訟に踏み切り ました。胃がんになるまで被爆したことは家族にも話していませんでした。一七回の出廷は大変でしたが、家族の理解があり乗り切れました。この判決を国はき ちんと受け止めて一人でも多くの被爆者が救われることを願っています」と話します。
 佐伯俊昭さん(73)は「私は一二歳のときに広島市内で被爆し、やけどのケロイドを残し、今日まで生きています。七年前の喉頭腫瘍の手術で声が出ませ ん。被爆者はみんな高齢化しています。国はこれ以上被爆者を苦しめないでほしい」と筆談でコメントをよせてくれました。

いつでも元気 2006.7 No.177

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