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いつでも元気

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基地はいらない 米軍基地はイラク戦争に直結

沖縄
25メートルプールが落ちてきた恐怖

墜落原因は整備不良イラク出撃準備急ぎ

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8月13日、沖縄国際大学構内に米軍の大型輸送ヘリが墜落し、炎上。この写真を撮ったカメラマンは、この後、米兵に追われ、カメラも奪われそうになった(宜野湾市提供)
 
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機体を検証する防護服を着た米兵ら。放射能検知器を手にした兵もおり、周辺は放射能に汚染された危険性がある。米軍は、日本側の調査をいっさい拒否した(04年8月15日)

 「八月一三日に起きた米軍ヘリ墜落事故は、米軍基地に対する沖縄県民の怒りを劇的に強めました」と沖縄県 民医連の内間均事務局長。米軍の事故調査報告書によると、事故原因は「整備がずさんだった」ためで、整備部門は「三日連続一七時間勤務、手が震えて止まら ない」というような突貫工事だったといいます。

 「イラク出撃準備のためです。イラクでは戦争終結後、むしろ米軍の空爆が激しくなっています。武装勢力一 掃のためというが、連日、市民の犠牲が伝えられる。沖縄の米軍基地はその動きをそのまま反映しています。墜落現場はまさに戦場を実感させるもので、戦争は 二度といやという県民の思いに火がつきました」

民医連の青年職員が辺野古で支援と連帯

 一〇月四~六日、全日本民医連は、「辺野古海上ヘリ基地建設反対運動への支援・連帯行動」(団長・長瀬文雄事務局長)を行ないました。

 参加者は三二県連から青年職員を中心に計五六人。

 一行は、普天間基地や米軍ヘリが墜落した沖縄国際大の現地などを視察。ジュゴン環境アセス監視団団長の東恩納琢磨さん、ヘリ基地反対協議会代表委員の大西照雄さんらから運動の現状と課題などを聞き、辺野古で、座り込みと海上抗議行動に参加しました。

 

基地はいらない

沖縄で見て、聞いて、考えた

辺野古のおじい、おばあに感動

非暴力だが命がけのたたかい(参加者の感想から)

基地・墜落現場を見て

墜落現場は実際に見るとすごかった。道路一本でマンション。そこに落ちていたら、大学が夏休みでなかったら、と思うとゾッとした。 (千葉・宮本由香利)

信じられないくらい、人が生活する日常の場所に墜落現場があった。二五神プールの大きさのヘリが空から落ちてくるなんて、ゾッとする。宜野湾市役所の「市内案内図」のド真ん中に普天間基地があった。異様だった。 (長崎・川尻瑠美)

生活の隣に危険が、街の真ん中に基地がある。沖縄の空は米軍が支配している。騒音はパチンコ店よりひどい。知らないことばかりだった。 (広島・栗本千春)

あそこにいる海兵がそのまま戦争に出て殺しあいをする、そのための大きな軍事施設が民間の場に普通にあるなんて、間違っている。 (北海道・松本純二)

辺野古で行動に参加して

九四歳のおばあが「八年以上座り込みをしている。この海で生活の糧を得、子どもたちを育てた」と。年月の重さと意思の強さに震えた。 (山梨・宮下芳匡)

海上抗議行動で、海人が「向こうの船の海人も同じ村人。本当は対立したくないし基地建設には反対なんだ」と言ったことが頭を離れない。 (山形・小野勝博)

辺野古のオジイ、オバアが疲れている体で一生懸命カヌーをこいで、反対運動をしている。その姿に衝撃を受け、言葉につまってしまった。 (宮城・菅原朋美)

大西さんの「辺野古のたたかいは二一世紀的生き方であり、完全非暴力の平和的対話だ」という意識づけに感動した。平和の文化を心に築き、すべての人の豊かな人権を尊重する。とても尊い生き方だと思った。 (茨城・小池悦子)

 参加者たちは「基地は全国の問題だ。この運動を孤立させてはならない」とただちに報告会などの活動を始めています。

いつでも元気 2004.12 No.158