米軍基地はいりません 沖縄 人間の鎖で囲む
辺野古のおばあ
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沖縄 人間の鎖で囲む
五月一六日、沖縄・宜野湾市にある米軍普天間基地の早期全面返還を求め、基地包囲が行なわれました。市民や県内外から集まった一万六千人が基地の周囲一一・五キロをぐるりととり囲み、「人間の鎖」を完成。沖縄民医連、沖縄医療生協からも約四百人が参加しました。
海上基地建設の予定地とされる名護市辺野古では、この日も防衛庁のボーリング調査を阻止するため一五〇人ほどが座り込み。二四時間、台風の日も休まず、 四月一九日からすでに一カ月以上、多いときは千人が座り込んでいます。
医療支援にいった看護師の浦崎晴美さん(中部協同病院)は「地元の高齢者が、暑いなかほんとに体をはって座り込んでいる。一〇日間も座り込んでいる本土 の青年もいる。私たちもがんばらなければ。アメリカはあんなに大きい国なのに、こんな小さな島の中で、基地移設なんておかしい。座り込みの最中に、ジュゴ ンが読谷村沖で発見されました。この美ら海をどうしても守りたい」。
「杭一本も打たせない。むこうがあきらめるまで、ねばり強く続けます」と名護市に住む具志堅徹さん。「六百人以上の住民が虐殺されたイラクのファルー ジャ。攻撃の中心部隊は、辺野古のキャンプシュワブから出発した海兵隊です。キャンプシュワブの星条旗、日の丸はずっと半旗のまま。相当数の米兵も死んで いるということです。こんなことは、もうおしまいにしなくては。基地はいりません」
いつでも元気 2004.7 No.153