ホームレス支援施設と懇談
東京・江古田沼袋診療所
10月19日、診療所の事務長と看護師長が、ホームレス状態の人を対象にした個室シェルター「つくろいハウス」のスタッフと懇談。利用者の健康管理や生活に必要な支援を話し合いました。
つくろいハウスは、ステップハウスとしての居住環境をつくり、利用者が地域で生活するまでの居住支援であり、すでに20人以上がハウスを出て生活していると説明を受けました。
また高齢の利用者は長年の路上生活で健康状態がよくない人が多く、30~40代は知的障害や精神障害が背景にある場合も多いとのこと。生活保護受給までの医療費負担が課題との話に、当診療所が無料低額診療事業の届出にむけ準備していることを伝えました。
地域での生活に戻った後、孤立を防ぐ居場所づくりについても意見交換。診療所や友の会のさまざまな企画や、友の会入会を通じて健康づくりと社会参加の場を提供したいと伝え、懇談を締めくくりました。
(塚本晴彦)
いつでも元気 2017.1 No.303