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ニュース・プレスリリース

心配事はみんなで学ぼう

 気になる終活セミナー 東京・城西診療所

写真 「死ぬまでに不安なことは何ですか」の質問から始まった終活セミナー。四月二日、城西診療所友の会は特別セミナーを開き、一級葬祭ディレクターの結城健司さんが終活・お墓・葬式について話しました。
 参加者の関心が高いのはやはり、お葬式・お墓についてです。お葬式は簡素化がすすみ、家族葬や直葬が増えていると結城さん。「注意してほしいのは、葬儀全体でいくらかかるかを聞くこと」。葬儀社の示す葬儀一式の額には斎場や料理、返戻品などの費用は含まれていないと言います。
 今はお墓にもいろいろあり、「墓石でない選択も増えている」とマンション型納骨堂、共同墓、樹木葬、海洋散骨などを紹介しました。
 参加者からは「火葬場・式場は、一般的に何日待つのか」「葬儀まで遺体を何日も預かってくれる所はあるのか」など多くの質問が出され、皆さん熱心に学んでいました。
(塚本晴彦)

物忘れと認知症 北海道・民医連道南ブロック きずな健康友の会

 ミニデイ「絆」と「結い」では利用者とボランティアの高齢化がすすみ、何かと物忘れが多くなってきました。そこで「あなたの物忘れだいじょうぶ」と題し、認知症の勉強会をすることにしました。
 三月二二日におこなわれた勉強会は、函館市の地域包括支援センターの方を講師に、二〇人が集まりました。講師の方は高齢者の認知症の実態や、函館市の相談機関、認知症の相談ができる医療機関などを、パワーポイントと資料で分かりやすく説明してくれました。
 一五の設問に答える自己診断テストをすると、「結果が良くて安心した」「少し心配だな」「物忘れ外来に早くいこう」など、参加者から真剣な発言が飛び交いました。
 勉強会では認知症と物忘れの違いも分かり、物忘れをしたからと落ち込まないで、前向きに考えることが特に必要なのだと学びました。
(大田正春通信員)

当事者と家族のために 岡山・林友の会

 当友の会では精神障害者と家族のための学習会をおこなっています。三月一三日は、精神障害者家族会の全国集会「みんなねっと大会」での藤井克徳さん(日本障害フォーラム幹事会議長)による基調講演「戦後七〇年と障害者権利条約」を読み合わせました。その後、NHKハートネットTV「シリーズ戦後七〇年 ナチスから迫害された障害者たち」を視聴しました。
 参加者からは「二〇万人以上の精神障害者が、ユダヤ人虐殺のリハーサルのように殺害されたことを初めて知った」「殺害に精神科医が関与していたことがショックだった」「現在、戦争法が強行され憲法九条も変えられようとしている。それを防ぐにはどうしたらよいのか、歴史と向き合うことの必要性を強く感じた」などの感想が出されました。
(馬場修)

楽しい班会を心がけて 東京・足立健康友の会

 友の会活動の基本は班会だと思います。単発的な行事も大切ですが、定期的に会員が集まって健康を確かめ合い、勉強もしながら楽しく語り合える場が大切ではないでしょうか。
 当友の会笑楽班は結成から五年以上になりますが、夏休みとお正月を除いてほぼ毎月一回、二時間程度の班会を開いています。参加者があまり堅苦しくならず、楽しい雰囲気で「参加して良かった」「勉強になった」と思えるように心がけています。
 この一年間におこなった班会のテーマは「現代葬儀事情」、「マイナンバー制度」、「無料低額診療事業」、「私の戦争体験」などです。年に三、四回は職員にも参加してもらい、医療や社会保障、病院、診療所の話をしてもらいます。また、私たちの班は高齢者が多いので、最後は必ず懐メロを歌っています。
 これからも会員の皆さんが楽しみに集まれる班会にしていきたいと思っています。
(牛山長重通信員)

いつでも元気 2016.7 No.297