あれから5年
今年も復興を願って 千葉健生病院健康友の会
今年も東日本大震災の復興を願って、3月11日にまくはり診療所で海産物バザーを開きました。玄関前に宮城県気仙沼直送の品々を並べると、「待っていましたよ」「これおいしそう」と次々に売れていきました(写真)。「一日も早く復興をしてほしい」とカンパにも快く応じてくれました。
午後は「今、福島県浪江町は 3・11のつどい」が開かれ、34人が参加しました。講師は千葉県に駐在して、浪江町から避難している方々をサポートしている浪江町復興支援員の2人。避難者によく聞かれるのは「町に戻れるのか」「町は安全なのか」「除染は効果的なのか」だと話していました。
高齢者の対応、相続、賠償などの復興支援の説明や、個別訪問や楽しいイベントを企画していることも話され、避難者のよりどころとなる支援をされている方々に感謝したいと思いました。
(山川久子通信員)
脱原発の思いをアピール 東京・健生会
東日本大震災・福島第一原発事故から5年にあたる3月11日、立川相互病院前で昼休み集会を開催し、約100人が参加しました。
震災直後、支援に参加した南条嘉宏医師は当時の様子を思い出しながら、5年経ってなお復興がすすんでいない現状について「決して忘れてはいけないし、自分たちの問題としてとりくんでいこう」と語りました。
また、昨秋に健生会教育委員会が主催した福島研修に参加した職員は、現地で聞いたリアルな話を紹介しながら「想像を超える被害の大きさだった。自分が学び感じたことをまわりに伝えたい」と報告しました。
冬に逆戻りしたような冷たい雨の中ではありましたが、あらためて脱原発への思いを職場・地域にアピールすることができました。
(岡﨑いづみ)
地裁判決が力に 滋賀・ぜぜ診療所健康友の会
3月13日、大津市の膳所公園で「原発のない社会へ、びわこ集会」が開かれました。1500人以上が集まり、当友の会も仲間と参加しました。
集会4日前の3月9日には、高浜原発3、4号機の再稼働差し止めを求めた仮処分申立で、大津地裁が運転禁止を命じる仮処分の決定を出しました。この決定に参加者も元気と勇気をもらい、「原発ゼロの道が見えてきた」と、いつになくコールも元気はつらつ。
日本から原発がなくなるまで、次世代も安心して住みつづけられるまちづくりをすすめる決意を皆さん
と確認する集会となりました。
(松村恒夫)
いつでも元気 2016.6 No.296
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