放射能汚染物質の焼却問題
宮城・泉病院友の会
仙台市では昨年八月から、八〇〇〇ベクレル以下の放射能汚染物質を毎日平均八・五トンも一般焼却場で処理しています。家庭ごみなどとの混焼のため、毎日一四〇トンもの放射能汚染物質(焼却灰)が発生しています。この問題をテーマに、当友の会では一一月二五日に学習会を開催しました。参加者は二五人で、仙台放送が取材しました。
講師は「脱原発仙台市民会議」事務局長の広幡文(写真)。放射能汚染物質の焼却処理について「仙台市は市民への説明責任を放棄し、ホームページと紙一枚だけで説明したと居直っている」「焼却処理は断固反対し続けよう」と訴えました。
参加者からは「国の基準や対策がおかしいこと、放射能に関する知識がないまま、目の前の問題を一時的に解決しようとしている自治体の愚かさがよくわかった」「今後、放射能汚染物質が最大の公害問題として浮上するのでは」などの感想が寄せられました。
(広幡文通信員)
いつでも元気 2016.3 No.293