伝えていこう
平和を考える 宮城・大崎健康福祉友の会
「北町なかよし班」は班会で改めて憲法九条について学び、日本の平和について話し合いました。
初めに司会者から安倍政権が憲法九条に違反して日本を戦争できる国づくりにするための法案をつくり、今国会に提出していることの説明がありました。
その後、従軍看護婦として戦争中に台湾・満州へと従軍し、三度死線を越えて生きて帰った九三歳の平澤幸子さん(写真)から生々しい体験を話していただきました。
当日は一三人が参加。「戦争はどんなものか知りませんが、話を聞いて平和の大切さを知りました」「戦争は絶対に反対です」などの感想が寄せられました。
(平澤勇喜通信員)
戦争も医療改悪もノー 北海道・道南ブロック友の会
当友の会では六月三日、函館稜北病院前で戦争立法や医療改悪法に反対する集会とデモ行進をおこない、職員・友の会・労働組合のメンバー約五〇人が参加しました。
「戦争立法と医療改悪法の撤回をめざし立ちあがろう」と呼びかけ、青年職員は原発反対運動を通じて地域の人たちから励まされ、平和の大切さを痛感した経験を話し、友の会会長は自身の戦争体験から「戦後、日本の発展の土台には憲法九条があった。戦争立法は廃案に」と訴えました。集会後は近くのスーパーまでデモ行進をしました。
(舩木幸子通信員)
多くの人に知ってほしい 千葉健生病院健康友の会
五月二二日、当友の会と友の会九条の会、まくはり九条の会合同で「戦争法案反対」の宣伝行動をおこない、暑さに負けず一四人が参加。若者向けのメッセージをポケットティッシュにセットし、手渡しました。二〇筆の署名が集まりました。
戦争体験者が少なくなる一方で、憲法を蹂躙し、ふたたび戦争へ向かうたくらみがすすめられようとしています。多くの人がこの法案の恐ろしい内容を深く知らされないままに、どんどんすすんでいってしまったら大変です。
私も戦争を体験した者のひとりとして、この夏に向けた熱い活動の中で声をあげていきます。戦争の恐ろしさ、平和の尊さをひとりでも多くの人に語っていきたい、その思いが募ります。
(伊藤則子通信員)
自治体に要請行動 徳島健康生協
今年の平和行進は徳島県牟岐町内を行進した後、牟岐町役場で福井町長へ平和行進への支援を要請しました。並行して、午前に海陽町役場、午後には美波町役場でも要請をしました。
牟岐町や海洋町役場の要請では、NPT再検討会議に参加した徳島原水協の山本正美さんたちのネバダの核実験場を見学した話が話題に。「今まで代表団が見学を申し込んでも許可されず、今回初めて見学。ペンと小さな紙一枚しか持ち込めず、記録機器の持ち込みは一切禁止。広い実験場をバスで巡るあいだ放射線量を測るバッジを持たされたが、見学が終わると回収され、線量がどれほどかは教えてもらえなかった」という話に、驚きと怒りの声があがりました。
(藤井利一通信員)
いつでも元気 2015.08 No.286