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ニュース・プレスリリース

長野/健和会飯田中央診療所 在宅療養を支援する診療所として 開設! 健和会医療介護総合センター

 健和会飯田中央診療所がある飯田市は、面積約658平方キロメートル、人口約10万人で、長野県南部に位置し、北西部に木曽山脈、南東部に赤石山脈および伊那山地の山々が連なり、中央部に天竜川があります。近郊には長野市善光寺の本家といわれる元善光寺や、国指定重要文化財の山門をもつ開善寺、五輪塔などをもつ文永寺などがあります。龍江地区には人形浄瑠璃の「今田人形」が伝わっています。産業は、水田とリンゴ、カキ、ナシの果樹栽培、畜産などのほか、伝統産業である水引などがあります。また中学生が植えたリンゴの並木、天竜川での天竜峡の舟下りが有名です。

健和会医療介護総合センターへ

 当診療所は松川沿いにあった築40年の建物を譲り受け、2002年に訪問診療を中心とする診療所として開設されました。訪問看護ステーション、訪問介護ステーション、居宅介護支援事業所、デイサービスセンターを併設し、在宅での医療・介護を総合的に支援してきました。近隣の後方機能を持つ健和会病院との連携により、内科・外科・脳外科・形成外科と多くの医師が訪問診療に携わり、安心して在宅で過ごせるように努めてきました。
 そうしたなか建物が老朽化・耐震強度の面で心配され、特にデイサービスの利用者の安全性を考慮して、2015年4月1日に新規移転をすることになりました。現存していたデイサービスの定員を35人から70人に拡大し、今まであった事業所に加え、新たにサービス付き高齢者住宅「かなえの里」、障がい者生活介護施設(障がい者総合支援法)「七和の里」を複合した「健和会医療介護総合センター」へと生まれ変わりました。この事業に対する資金募集では、2億4000万円の資金を地域の皆さんから応援してもらい、目標を突破しました。

在宅支援診療所として

 当診療所は訪問診療を中心とする診療所です。1人暮らしの高齢者や寝たきりなど通院困難な方が対象となります。飯田市の特性として、面積が広い市であることや他の町村にも訪問に伺うため、移動距離が長くなることが多々あります。また、在宅医療の多様化(透析・がん・在宅酸素・胃ろうなど)により、介護事業所の方々とも連携を密にとり、対応をしています。医療・介護制度の改悪が続くなか、患者・ご家族を支える在宅支援診療所として、また民医連がめざす「無差別平等の地域包括ケア」にむけて、引き続き連携強化にとりくんでいきたいと思っています。

平和を願って

 当センターでは、週2回、就業時間前に現在の社会情勢をふまえたアピール行動を行っています。憲法・原発・平和・社会保障などについて、私たちの思いを地域住民の皆さんに訴え続けています。こうした行動にも民医連事業所として継続してとりくんでいきたいと思います。
 当センターは熊谷嘉隆所長をはじめ、歌って踊れる職員など、個性豊かなメンバーで構成されています。長野に来られた際にはぜひ見学においなんよ!

健和会飯田中央診療所 事務長 中村 慎吾)