原発被害救済集団訴訟
千葉健生病院健康友の会
一二月一七日、千葉地裁で開かれた「原発被害救済第一次集団訴訟」を友の会員五人で傍聴しました。福島原発事故から四年が経とうとしていますが、今なお一三万人もの福島県民が困難な避難生活を余儀なくされ、千葉県内にも三〇〇〇人が避難しています。そのうちの一八世帯四七人が原告となって、国と東電の責任を追及し、完全賠償を求める裁判です。
原告の意見陳述でOさんは、浪江町から避難して農業ができなくなり、生きがいを奪われたくやしさと、ふるさとに帰る見通しがたたない苦悩を切々と訴えられました。
そのあと開かれた集会では、「福島原発事故は史上最大にして最悪の公害です。深く広く長く被害が続きます。被害者救済が迅速かつ適切におこなわれるよう支援してください」との呼びかけがありました。
(山川久子通信員)
いつでも元気 2015.3 No.281
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