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ニュース・プレスリリース

地域を診る

ヘルスアップサポーター 岐阜勤労者医療協会

写真 初めて開かれた「ヘルスアップサポーター養成講座」の修了証を二一人のみなさんが受け取りました。
 昨年九~一一月、月に二回の講義を連続開催。病気に関する基礎知識に加えて、毎回セラバンドや筋トレ体操など体力づくりの実技や、消防署員を講師にAED講習も取り入れました。
 三月にはフォローアップ研修を開催し、地域での本格デビューは四月からになります。今後も毎年「養成講座」を開いて、地域での健康づくりに貢献していこうと計画しています。
(渡邉優通信員)

「健康づくり塾」開講 長野・健和会

 一一月一九日、「健康づくり塾」を開講しました。
 第一講座では、組織部長と検査技師が講師となり、血圧測定や尿検査などの健康チェックを実践しました。第二講座では、体組成測定のデータからわかること、体脂肪率・基礎代謝などについて看護師が解説。栄養士からは五大栄養素について話があり、「ダイエットでご飯を少なくする人が多いが、ご飯は二〇〇グラム食べて、おかずを少なくするほうがいい」などの知識を学びました。
 第三講座は「骨・関節・筋肉のしくみ」、第四講座は「介護保険・認知症について」の予定です。
(土井祐子通信員)

認知症サポーターになろう 山形・至誠堂総合病院

 当院では、地域包括支援センターの職員が講師となり、全職員対象の「認知症サポーター養成講座」をおこないました。認知症サポーターは、認知症の人や家族を応援し、誰もが暮らしやすい地域をつくっていくために活動します。
 職員一人ひとりが自分のできることを考え、できる範囲の手助けをすることが大切であると学びました。最後に認知症サポーターの証であるオレンジリングが配布され、みんなで自覚を高めました。
(田崎恵莉子)

在宅を支える多職種交流会 東京・中野共立診療所

 一一月二九日、三回目となる「在宅を支える多職種交流会」を開き、医師・看護師・ケアマネジャー・薬剤師・事務の一四人が参加しました。
 今回のテーマは「良い看取りを考える」です。訪問診療を担当する伊藤浩一所長が、(1)亡くなるまでの経過、(2)緩和ケアで利用できるツール、(3)「事前ケア計画」をチームで作る重要性、(4)「“その人らしく”というのは平等か?」などについて発言。上高田訪問看護ステーションの小林看護師と松村看護師から、大腸がんで自宅で亡くなった男性(八〇歳)の事例を紹介してもらい、意見交換をしました。
 討論の中で、それぞれの職種の視点の違いや、意思疎通の難しさが浮かび上がりました。フェイスブックやラインのようなイメージで「情報共有ツールがほしい」との意見が多く出されましたが、個人情報保護とのかねあいもあり、今後の課題です。
(松本明彦)

終活ノススメ 宮崎・和知川原生協クリニック

 一二月六日、“終活企画”に四三人が参加しました。
 家族や地域などの共同体の力が弱まり、葬儀・告別式をせずに火葬する「直葬」は首都圏では三割に上ると言われています。人間が孤独の中で死んでいく社会ではなく、死んでいくときも誰かに支えてもらえるような社会にするために何をすべきか、みんなで考えながら意見交換しました。
 「死は誰にでも訪れるもの。孤独の中で死んでいくのは嫌だから、いろいろな方々と手をつなげるようになりたい」──もっと地域の声に耳を傾ける努力をしなければと思いました。
(隈本洋平)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気3月号No.281より