地域にえがお
檜原村で健康チェック 東京・三多摩健康友の会
東京都の西端にある檜原村の樋里自治会館で、認知症予防も兼ねた健康チェックをおこないました。一一人が参加し、五人が友の会に入会しました。
昨年に続いて二回目の開催。友の会員が弾くアコーディオンから懐かしの曲が流れ、職員のリードで手足を動かしました。参加者全員が元気をもらったひとときとなりました。
(井上榮)
地域の依頼を受けて講演 東京・江古田沼袋診療所
一〇月一九日、「第六回のがた生活講座」と銘打った企画で、依頼を受けた当診療所の木村良子所長と伊藤洪志副所長が認知症について講演し、三七人が参加しました。
伊藤医師は、認知症の方に接する際の技法“ユマニチュード”を紹介。目線を合わせ正面から「見る」、前向きな言葉で介護の内容を言葉にする「話す」、下から支え本人の動きを促す「触れる」、尊厳を保つためにケアの中で少しだけでも「立つ」の四つの柱について説明しました。当診療所の看護師たちも、実演で参加。木村医師は「認知症の方の心のありようを想像してみてください」と語りかけ、「その本質は不安や恐怖、自尊心の喪失であり、その人の尊厳を尊重するケアが重要」と話しました。
(塚本晴彦)
市の「出前講座」を利用して 宮城・坂総合病院友の会
一〇月二九日、当友の会塩釜三中ブロックで、認知症をテーマに健康講演会を開きました。塩釜市の「出前講座」を利用して、長寿社会課の職員に講師をお願いしました。
運動・食事・生活のしかたなどについて学び、市内の認知症患者の状況などについても話していただきました。社会保障改悪の影響を受けて、行政も対応に苦慮しているようです。当友の会では、市の担当者とさらにつながりを強めていこうと話しあっています。
(佐藤久通信員)
浜松市に意見・要望を届ける 静岡西部健康友の会
当友の会や年金者組合、新日本婦人の会などでつくる「介護・医療と社会保障を考える市民の会」では、介護・医療制度や「浜松市高齢者プラン」などについて学習を積み重ねてきました。一一月二七日、「市民の会」の意見や要望を浜松市に届けようと、市と懇談をおこないました。
約二〇人が参加して、「(医療・介護総合法のもとで)充分な介護が受けられず、総合事業にまわされてしまうのでは」「介護疲れが深刻。ショートステイをつくって」「介護職員の待遇をよくして」など、切実な要望がたくさん出されました。
市の担当者は、「サービスが後退しないようにするが、具体的なことは国が示していないので」 と、私たちの声に応える内容ではありませんでした。
(村松幸久)
「笑って生きられる地域」に 石川・金沢北健康友の会
当友の会も参加する「おたっしゃ推進本部会議」では、安心して住める地域をつくろうと、五年前から視察や見学を交えて検討してきました。「自分たちで高齢者のための住宅をつくろう」と決まり、具体化がはじまっています。
一一月二二日、「安心して住み続けられるまちづくり懇談会」を開き、四八人が参加。石川勤医協の専務は「『笑って死ねる病院』も必要だけれど、『笑って生きられる地域』にしたい。まず金沢市北部に三〇人ほどが入れる住宅を建てたい」と。参加者からは「低所得でも入れる住宅がほしい」「私たちには住む権利がある。多様な選択肢が提供されて、選択の自由が保障されるよう、国の制度も充実させていかなくては」などの発言がありました。
(藤牧渡)
組合員アンケートにとりくむ 大阪・けいはん医療生協
当医療生協では、事業に対する満足度や要望を聞きとるための組合員アンケートにとりくんでいます。一二月二五日までに三〇〇〇軒を訪問し、一五〇〇人から回収するのが目標です。
実際に訪問してみると、「わざわざ来てくれてありがとう」「事業所が二七カ所もあるとは知りませんでした。もっと周りに知らせたいですね」「健康診断くらいしか興味がありませんでしたが、介護施設のことにも目が向きました」などの声をいただいています。
(大森輝夫通信員)
いつでも元気 2015.02 No.280