「無低診」を広げたい
無低診交流集会に54人 大阪・淀川勤労者厚生協会
11月27日、当厚生協会の「“いのちをまもる"つどい(無料低額診療事業交流集会)」を開き、54人が参加しました。西淀病院医療福祉相談室の辰巳徳子課長が、無低診の内容や事業開始までの5年間の経過、大阪市との交渉などについて説明。各事業所から、無低診で救うことのできた患者さんの事例が報告されました。今のところ無低診の適用対象から外されている薬局からは、無低診を適用させていく運動の課題について発言がありました。
参加者からは「患者さんを救おうとする涙ぐましい努力に感動した」「無低診をもっと地域に広げなければ」「薬代の問題について、何とかしなければと思った」などの感想が寄せられました。
(三本松和也)
無低診のまとめを持って市と懇談 愛媛県民医連
10月8日、愛媛県民医連は無料低額診療事業のまとめなどを持って、松山市と懇談しました。ソーシャルワーカーが、2012~2013年度の無低診の利用状況と事例を説明。利用者について「50~60代の方が多い」「無職や収入は年金のみの方のほか、非正規雇用や自営業の方もいる」「糖尿病とその合併症を患っている方が多く、精神疾患を患っている方もいる」などの実態を述べました。
市の職員からは、「地域で情報をキャッチしていただけるのはありがたい。障害者や高齢者に関しては災害時対応の名簿があるので、そういったものを活用できないか」「民生委員に無低診を知らせることなど、すぐにでもできることはやっていきたい」などの説明がありました。
(倉田均)
いつでも元気 2015.02 No.280