函館・下北原発ツアー
六月二八~二九日、医学生四人、医師一人を含めた一〇人が参加して、函館・下北原発ツアーをおこないました。
大間原発建設差し止め訴訟の弁護団共同代表を務める森越清彦弁護士は、ウランとプルトニウムを混ぜるMOX燃料について「石油ストーブにガソリンを入れ るようなもの」とその危険性を指摘。稜北病院の堀口信医師(全日本民医連副会長)からは、原発問題に対する医療者としての考え方を学びました。
大間原発の建設予定敷地内にある“あさこハウス”で反対運動を続ける住人・小笠原厚子さんからは、「親族の関係もばらばらにされ、いやがらせも受けた」体験を聞きました。
参加者からは「原発に頼らなくても暮らしていける地域をつくらなければ」という感想のほか、「下北半島に診療所をつくりたい」との夢も語られました。
(矢作史考)
いつでも元気10月号No.276より
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