がんばりどころ
七月八日、ゆめタウン博多前のバス停付近で、安倍内閣の集団的自衛権行使容認に抗議する宣伝をおこないました。
新入職員と先輩職員がペアになって、通行人やバス利用者と対話をしながら署名を訴えました。「集団的自衛権賛成」を主張する方もいましたが、通りかかっ た患者さんからは「がんばって」と握手を求められました。
「初めてこのような行動に参加した」という新入職員は、「チラシを受け取ってもらえないとヘコむけれど、署名に駆け寄ってきてくれる方もいてうれしかった」と。三〇人分の署名が集まりました。
(北島修久)
憲法を学ぶ大運動 広島中央保健生協
当保健生協では、四月から「憲法を学ぶ大運動」を進めています。安倍内閣が集団的自衛権行使容認を決めた七月一日をはさんで、法人内三か所で緊急学習会を開き、一一八人の職員が参加しました。
広島県九条の会ネットワーク事務局の二見伸吾さんは、「集団的自衛権とは“守る”こととは無縁で、二つ以上の国がいっしょに他国を“攻める”というのが 最大のポイント」と指摘。「具体化のための法律改悪を許さないたたかいはこれからであり、安倍政権の戦争への暴走を止めるチャンスはある」と訴えました。
「大変なことが決められたのだと実感」「男の子を抱える親として黙っていられない」などの感想が寄せられました。
(大野正喜)
戦争する国にするな 宮城・大崎健康福祉友の会古川支部
七月五日、集団的自衛権の行使容認に反対する集会に四〇人が集いました。古川民主病院や友の会の代表、九条を守る会の代表が、「力を合わせてこの暴挙の具体化を阻止しよう」と訴えました。
古川市内を一時間かけてデモ行進。「戦争する国にするな」「国民の声を無視するな」「安倍内閣はただちに退陣せよ」など、街行く人々にアピールしました。
私は父を太平洋戦争で亡くし、母は四人の子どもを育てるのに大変苦労しました。こんな悲しい思いは、子どもや孫たちにさせたくありません。民意を無視したやり方に心から怒りを感じます。
(氏家洋子通信員)
高江・辺野古連帯行動 沖縄医療生協
七月五日、うるま市具志川九条の会では、高江・辺野古連帯行動として、大型バス一台を借り切って現地訪問をおこないました。当医療生協組合員もたくさん参加しました。
「沖縄平和ネットワーク」にガイドを依頼して、日米安保条約下の沖縄・日本の現状、米軍基地の危険な実態、戦後の沖縄のたたかいなどについて学びまし た。また、新たにつくられようとしている高江や辺野古の基地は、日米軍事体制強化の重大な一歩だということがはっきりしました。
“オール沖縄”の世論に逆行する政府の工事強行に対し、断固たたかう決意を新たにしました。
(伊波宏俊通信員)
「老人漂流社会」問う講演会 東京・健友会
七月三〇日、中野社保協の総会で、「NHKスペシャル 老人漂流社会」を制作したチーフプロデューサー・板垣淑子氏に講演していただきました。
番組の一部を上映しながら、「大病をきっかけに一気に生活が困窮し、介護や生活保障の制度がしっかりしていないために施設から施設への“漂流”が始ま る」実態を語りました。一方、月五〇〇円のゴミ捨てボランティアを小学生が担うことで、孤立しやすい高齢者が子どもたちとあいさつを交わすようになり、高 齢者の異変が周囲に伝わりやすくなったとりくみや、“勝手にラジオ体操”から人のつながりが広がったとりくみなどが紹介されました。
板垣さんは「憲法九条と二五条の番組を作りたいという思いが強い。社会が動いたと思えるまで続けたい」と話し、大きな拍手を受けました。
(塚本晴彦)
人類共通の課題 静岡・浜岡原発はいらない浜松の会
当会では毎週日曜日、浜松駅前での宣伝・署名活動を二〇一一年五月から三年以上にわたって続けています。
七月二〇日は、一時間で一六九人分の署名が集まりました。「電気は足りているから再稼働はしなくていい」などと言いながら、気軽に署名してくれます。大 飯原発の運転差し止めを命じた福井地裁判決以来、市民の反応がますますよくなっているようです。
また、当日はインドネシアの若者三〇~四〇人が、ガザへの爆撃に抗議して支援を訴えていました。「NO NUKES SIGN」と呼びかけると、目を輝かせて応じてくれました。
(村松幸久)
いつでも元気10月号No.276より