若い世代と
六月九日、今年度初の「高校生一日看護師体験」を開催しました。過去最高の七六人の応募があり、「受け入れを断らない」方針のもと企画内容を検討して、法人内の二病院で受け入れました。
白衣に着替え、気分は看護師! 病院内の見学や手洗い、採血や一次救命処置などの実技体験のあと、みんなで記念撮影をしました。看護師の仕事に魅力を感じ、満足してもらえたようです。
二二日には看護学校志望者を対象に「受験案内教室」を開き、一八人が参加しました。未来の看護師たちを今後も応援していきます。
(高橋亜矢子)
楽しく読み聞かせ 京都・西京健康友の会
六月五日、絵本・児童書専門店「えほん館」の花田睦子先生を講師に、絵本の読み聞かせをおこないました。
一歳前後の親子九組が参加。先生は「子どもたちは立ち止まったりうろうろしたりしていても、けっこう聞いているものです。だから楽しく絵本を読むこと。 読み聞かせは音・ことば・リズムがポイントで、繰り返すことも大事です」とアドバイス。二歳くらいまでは楽しく読むことが先で、「押しつけたり、“お勉 強”にしたりしない」ことも大切だそうです。
『はらぺこ青むし』の大判の紙芝居は、会場いっぱいに大きな蝶が飛んでいるさまをイメージできました。
(藤井貞子通信員)
バトンを手渡す食事会 ふくおか健康友の会博多支部
四月四日、パピヨン班で恒例の「新卒医師歓迎食事会」をおこないました。
このとりくみは地域医療を目指す若手医師を隔月の班会に“班員”として迎え入れるもので、今年で六年目を迎えます。
この日のメニューは牛丼、ほうれん草のごま和え、ポテトサラダ。三人の新卒医師たちは「おいしいです」「なつかしい家庭の味です」と喜んでくれました。
食後は昔話に花が咲きました。千鳥橋病院を創生期の診療所時代から支えてきた職員や友の会員の話に、三人の新卒医師たちは胸を熱くしたようです。「食事 会」は次代を担う若手医師にバトンを手渡す場にもなっています。
(丸谷圭介)
研修医が大奮闘 山梨・甲府共立病院
四月二二日、甲府市内の湯村団地集会所で班会をおこない、入職したばかりの研修医三人が参加しました。
原田有佳看護師が「脳卒中の話」で講師を務める間、研修医は血圧測定をしたり、質問を受けたりと大奮闘。鎌田康弘医師は「なるべくみなさんの疑問に答え られるよう、わかりやすい言葉での説明を心がけました。実際の臨床の場でも役立つ、とても貴重な体験をさせていただきました」と話していました。
参加者からは「先生に血圧を測ってもらってうれしい」「また来てもらいたいね」と、今後への期待が語られました。
(兜山高宏)
「子どもの医療費」を争点に 福岡医療団
福岡市の「子ども医療費助成制度」を中学三年まで拡充しようと、「博多区の会」を結成しました(現在は入院で小学校六年生まで、通院で就学前まで)。
市は毎年一〇〇億円を人工島事業につぎ込んでいますが、二七億円あれば「入院・通院とも中学三年までの拡充」は可能です。市内七行政区で「すすめる会」 を結成し、一〇万人分の署名を秋の市長選までに集めます。「博多区の会」は二万人分の署名を目標にとりくみます。
(北島修久)
いつでも元気9月号No.275より