気にかけてます
訪問して雪すかし 石川・城北病院
一月二六日、今シーズン初の“どか雪”が降り、三〇センチの積雪を記録しました。当院事務長の号令で急きょ、病院周辺の“心配な患者さん”四三世帯をリストアップ。安否確認をしながら訪問し、雪すかし(雪かき)をしました。
職員三七人が参加し、名簿の全世帯をクリア。二二人の方と対話できました。
「毎年病院の人が来てくれるので、待っていた」「城北さんはこんなこともしてくれるのか」などとよろこんでいただけました。とくにひとり暮らしの高齢者 は、若い男性職員が声をかけるだけで満面の笑顔になっていました。
(礒貝幸恵)
国保署名の極意 静岡健康友の会
静岡市は毎年国保料を上げていますが、来年度の値上げ案はこれまでになく大幅なものです。所得三〇〇万円の三人世帯で一一万円の値上げです。
当友の会の七四歳になるMさんは、病院の待合室やグラウンドゴルフの参加者などに声をかけ、一人ですでに五二八人分の署名を集めています。
苦手だなと思っていた人とも署名を通していい関係になったことや、「頭が下がる」と感謝されることでさらに勇気をもらっていることなどを語ってくれます。
自転車のカゴにはいつも署名用紙を入れているそうです。
(丹羽巌通信員)
アロマでリフレッシュ 宮城・大崎健康福祉友の会
震災の影響でストレスがたまっている方のために、「リフレッシュ講座」としてアロマセラピー体験をおこないました。若い親子連れや男性も参加してくれて、急きょ席を増やしました。
安倍憲子看護師が講師を務め、「アロマはクレオパトラも愛用した」「痛みや心の緩和ケアのために医療機関でも導入されている」など、とても興味深いお話をしてくれました。
そのほか、松ぼっくりにビーズを散りばめて飾りものを作ったり、ハーブティーとケーキをいただいたり、癒しの時間を過ごしました。
「講師のゆったりとした進め方や会場にただよう香りが心地よく、楽しくなごやかな雰囲気で心が癒されました」などの感想が寄せられました。
(村山むつ子)
22周年で「さようなら原発」 青森・ 八戸医療生協
一月二一日、八戸パークホテルで当医療生協創立二二周年の記念式典をおこないました。「さようなら原発・組合員のつどい」と銘打ち、二一八人が集まりました。
内田弘志副理事長が開会あいさつ。「一五万人もの住民がいまも避難生活を送る福島の現状は、六ヶ所再処理工場や東通原発を抱える青森にとっても他人事ではない」と。
郡山医療生協の宮田育治専務理事が「原発事故を受けて~福島からの報告」と題して講演。国の“収束宣言”にもかかわらず、人口の県外流出が続き、除染が 進まない現状を話されました。「民医連などの連帯の力があったからこそ、地元の被災者支援を継続することができた」との言葉は、参加者の感動を呼びまし た。
八戸生協診療所の竹本照彦所長は、被爆者との出会いや被爆者医療、放射能の人体への影響について報告。最後に「いまこそ原発に頼らないエネルギー政策へ転換させよう」というアピールを全会一致で採択しました。
(梅津諒)
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いつでも元気4月号No.246より