• メールロゴ
  • Xロゴ
  • フェイスブックロゴ
  • 動画ロゴ
  • TikTokロゴ

ニュース・プレスリリース

初心を忘れず

「被ばくと医療」を学ぶ 長崎民医連

torikumi244_01 一二月三~四日、「第一四回九州・沖縄医学生のつどい(KOMSA)」を開催しました。九州・沖縄と山口から医学生四四人、医師五人、その他の職員一八人が長崎に集い、交流しました。
 「被ばくと医療」をテーマに、長崎の被ばくの実相を学び、医療従事者としてどう被ばくと向き合っていくのかを学びました。
 長崎原爆松谷訴訟の原告・松谷英子氏やジャーナリストの森住卓氏による講演のほか、長崎市内の被ばく遺構を巡るフィールドワーク、各大学ごとの持ち寄り 企画の発表など、二日間でとても内容の濃いものになりました。
 真面目なテーマを真面目に語りあうことができるのがKOMSAの魅力の一つです。被ばくの実相と核兵器廃絶への思い、福島や世界に広がる核汚染の状況と それに苦しむ人々の現実を学び、それぞれに感じることがあったと思います。学んだことを大切に、次の行動を起こしてほしいです。
(柿本奈々)

2年目研修で地域訪問 徳島健康生協

 一一月一二日、徳島健生会館で職員の二年目研修をおこない、第一グループの一四人が参加しました。
 午前中は徳島県生活と健康を守る会連合会から亀川義浩・事務局次長を招き、国民健康保険のしくみと市の国保問題などについて話してもらいました。研修に 先立って、受講生たちは国保の実態について書籍を読んでレポートを作成。「高い国保料や保険証取り上げなどの酷い実態を周囲に知らせるのが自分たちの役 割」との発言も出ました。
 その後、地域訪問のレクチャーを受け、三人組になって地域へ。戸別訪問をして、国保をよくするための署名を訴えました。全体で三五軒まわって四六人分の署名をいただきました。
 最後にグループ討論をして深め、「学んだことを職場で活かしたい」との感想が寄せられました。
(石川弘和通信員)

「事例検討会」で教訓 鳥取民医連

 一〇月二九日、「第六回鳥取民医連一職場一事例検討会」を開きました。八〇人の職員が参加し、一二の事例発表をもとに、検討・交流をしました。
 弓ケ浜診療所は、老々介護に認知症が加わり、お金の管理ができなくなって訪問看護が中止された事例を報告。歯科クリニックは、経済的理由による生活環境 悪化と、口腔状態悪化の関連性を取り上げました。どの事例も、経済的負担が医療・介護サービス利用に大きく作用している実態を示すものでした。
 利用者の要求にもとづいた実践と同時に、制度を改善していく努力や、ネットワークを生かした地域ぐるみのとりくみの重要性が伝わる検討会でした。
(金田靖典)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気2月号No.244より