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ニュース・プレスリリース

「ひと肌」ぬぎました

印象的な報告 東京・城南保健生協

torikumi215_03 六月二七日、第三四回総代会がありました。議案はすべて満場一致で今年度の活動がスタート。一三人の発言があり、どれも聞き流せませんでした。
 その中の一つが、診療所で週二回おこなっている「何でも相談コーナー」での事例です。
 糖尿病で通院している六〇歳の女性は、夫がやっている工場の収入が月一〇〇万円から、二、三万円に減り、通院費が厳しくなっていました。その上、夫も病 気に。そこで、「自分の治療は打ち切って夫を治療してほしい」というのです。
 「病人」を医療につなげ「患者」にする役割を果たした事例ですが、報告者は地域にアンテナを張り、政治の仕組みや行政への働きかけが大事、と結んでいました。
(鏡政子通信員)

ハローワークで生活相談村 岐阜・西濃医療生協

 求職中の人に無料でさまざまな健康・生活相談にこたえる相談会を、ハローワーク大垣でおこないました。六月一八日は職探しの途中に六六人が立ち寄り、二五日は一〇〇人に。その約三分の一は日系ブラジル人で、生活と雇用は予想以上に深刻でした。
 しずさと診療所から医師、看護師が医療相談に、法律事務所の弁護士、民商や労組役員が労働や法律相談にあたりました。
 相談は「今日解雇された」(四〇代女性)、「住宅ローンの返済見通しが立たない」(五〇代男性)、「仕事内容が変わらないのに、九〇〇円の時給が内職と いう名目で五〇〇円に下げられた」(電気部品工場で働く日系ブラジル人女性)と切実でした。立ち会ったハローワーク職員に法律違反の案件については調査と 対応を依頼しました。
 この様子はNHKや各紙で報道されました。
(馬渕秀人通信員)

フラダンスの出番ですよー 北海道・札幌西手稲健康友の会

 療養病棟の職員から「誕生会にボランティアで、何か出し物を…」と相談が。「ならフラダンスでしょう。華やかな衣裳とゆったりした動きは皆さんにぴったり」とさっそくフラダンスサークルに連絡。当日の札幌は夏日、色とりどりのドレス、レイ、髪飾りが似合う日でした。
 車イスの患者さんが多いのですが、自由になる手が微かに動き、ゆったりした踊りに表情も穏やかに。これでサークルと病棟の距離も縮まったよう。次はどこに?
(坂野悠紀子通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気9月号No.215より