米軍移転費用負担に怒り　　北海道・きずな九条の会

　「きずな九条の会」の学習会が二四回目を迎えました。今回は「クリントン米国務長官の来日目的」を題材に二五人が参加。
　米国務長官と中曽根弘文外相が、沖縄駐留米海兵隊のグアム移転の協定に署名し、移転費用の一部として日本が、二七〇〇億円の資金提供（在日米軍再編工程 表では七〇〇〇億円）を決めたとわかり、参加者から怒りの発言が続々。
　麻生太郎首相の訪米、小沢一郎民主党代表の「第七艦隊…」発言の背景などについても話しあいましたが、戦争と社会保障は両立せず、医療・介護難民が出る根っこも明らかになりました。 （大田正春）

怒りの全道集会　　北海道・札幌西手稲健康友の会

　三月末の昼下がり、北海道の隅々から五〇〇〇人余りが札幌の大通公園に集いました。釧路からは朝六時に出発してきたと。各団体の決意や怒りの告発の後デモ行進もおこないました。
　怒りのうちわ、年金者組合のムシロ旗、わが西区病院からは、ちょっと季節先取りの鯉のぼりに「看護師が泣いています」と書かれた横断幕。ちびっ子たちも 登場、「どうして看護師さん泣くの？」という質問に、必死に答える課長さん。この子たちの未来に夢と希望を持てる社会を残さなくては…。
　三月にしては暖かい風に押されながら「非正規切りをやめよ」「後期高齢者医療制度、反対！」のデモに元気よく参加してきました。
（坂野悠紀子通信員／写真・尾張正）

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いつでも元気6月号No.212より