認知症ささえたい
自分もいつかは… 石川中央西健康友の会
最近話題の「認知症」について、もっと知ろうと学習会を提起し、ボランティアグループのカナリア会で申し入れ。金沢市の長寿福祉課の「認知症サポーター養成講座」として講座が持たれました。
九五歳以上の四人に一人は認知症。認知症を正しく知り、その人たちの行動をリハビリだと思えばよい、まわりの人は杖となるよう、ころびそうになったら、そっと支える感じで接してほしい、と教わりました。
頭でわかったつもりでも、実際対応できるかは不安です。私たちの地域でも、迷子の高齢者が出て、家族やご近所、警察で捜索し、遠いコンビニで見つけたと、主催者が報告しました。
自分もいつ認知症になってもおかしくない年になり、人との交わりの大切さがわかりました。オレンジ色の腕輪を眺めながら、無理に気張らず、自然体で行こうと心に留める講座でした。
(松村和子通信員)
老いを考えること 兵庫・姫路医療生協
医療生協・介護利用委員会が中心に、父母、養父母、兄弟姉妹などの介護をされている家族に「お茶をしませんか?」と呼びかけ、家族会を開いています。
二月二一日に四回目の会を開きました。回を重ねるごとに参加者も増え、今回は一二人の職員や理事、介護者が集まり、苦労や悩みなどを出し合い、あっという間に二時間が過ぎました。
「老い」や「高齢期の生き方」や「認知症」を考えることは、ひとごとではないと受け止めることもできました。
介護している家族の悩みや苦労を聞くことは、介護とは現時点で係わりのない者にも「生きる」とは? を真剣に考えさせることでした。素晴らしい家族会になりました。
(岸本守通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気5月号No.211より