仲間といっしょに
和気あいあいと… 宮城・大崎健康福祉友の会加美支部
七人から始まった絵手紙教室が開校してから三年目、会員も二〇人を超え、八五歳を超える講師(平沢氏)の指導で毎月一回、年齢差はあっても、思い思いの作品に挑戦しています。
健康まつりでの展示、町営住民バス総合支所での展示などすっかり町内の市民権もえました。会員拡大や『いつでも元気』普及にも努力してきました。
新年の目標は、買い物客でにぎわう大型スーパーでの絵手紙展示、そしてこれまで実現しなかった「無料健康相談会」、九条ペンダントなどの即売会など。
地域住民の健康を守り、絵手紙を通して町の文化水準を一段と引き上げるために大きく役割を果たしていきたいです。
(菅原博志通信員)
大学駅伝を楽しむ会 医療生協かながわ
一〇年前、藤沢診療所を新築する予定地は更地でした。オープン前に、なんとかユニークな宣伝をしようと、知恵を出し合い始まったのが、関東大学駅伝コースの真ん前にあることを利用した甘酒・とん汁無料サービスです。
毎年続けたので常連さんもでき、応援小旗を手に次々と試飲していきます。往路の選手が走り抜けると、次は屋内に移って、各自が持ち寄った手料理で新年会。職員も組合員もこの日はほろ酔いでくつろぎました。
(岩田浩通信員)
「蟹工船」上映会に大入り 富山医療生協文化学習委員会
毎月開いている「名画座」、一月は「蟹工船」でした。四六人が来て、狭い会場は満員に。
見た後に感想交流をすると、「パートで、時給八〇〇円、手取りが月約一二万円。四歳の子どもがいる。両親と同居で家賃が要らないので何とか生活している が、この先どうなるか心配。この不景気で短時間のパートさんはクビに。先の見えない不安は『蟹工船』時代と変わらないと思う」(二〇代女性)
「正社員だったが六〇歳を超え一日四時間パートで時給七〇〇円に。派遣社員と一緒に仕事しています。派遣の人はいつやめさせられるか心配してます。蟹工 船では怒った漁夫らが自然発生的ですが、就業を拒んで要求を突きつけるところに団結の力が示されています。水兵の銃弾の前に倒れたのは残念ですが、組合の 必要性を感じた」(六〇代女性)など。この企画、少ない時は四、五人なので大入りでした。
(松井弘通信員)
「やぶっちゃの湯」 奈良・郡山健康友の会
一月二四日、三九人の大型バスで島ケ原温泉やぶっちゃの湯へ日帰りレク。「やぶっちゃ」は地元で「みんな」の意味です。
職員の松本さんの名ガイドで、沿線の柳生、伊賀上野の説明を聞き、山里の風景に上野城の秀麗が現れると、ほどなく到着しました。広い湯舟、ガラス越しの青空、ぬるめやけれど体の芯まで温まる湯は極楽、極楽。
乾杯で始まった宴会で、割烹料理がお腹に収まる頃にいつものビンゴゲームで盛り上がる。
お土産は、地元野菜、コンニャク、草餅、乳製品、組紐細工など良品揃い。お腹も、お土産も一杯で皆笑顔。雪が花ふぶきのように舞い散る車窓をながめ帰りました。
(小西あい)
繭玉(まゆだま)作り 群馬・介護老人保健施設とね
小正月を前に、老健とねでは、餅花(繭玉と呼んでいる)作りをしました。古くから養蚕 の盛んな利根・沼田地域では、米粉をカイコの繭のかたちにして木にさし、カイコの安全を祈ってきました。かつての養蚕農家の方は、今でも「おカイコさん」 と呼ぶくらいに、大切な作業のひとつでした。すっかり廃れてしまった養蚕業(ここにも、今の国の政治のあり方が反映)、利用者さんたちは、苦労も懐かしく 昔話に花を咲かせながら、繭玉作りを楽しみました。
(五十嵐一夫)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気4月号No.210より