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ニュース・プレスリリース

あったかい話

在宅患者さんと外出へ  福岡・新飯塚診療所

torikumi208_06  一一月九日に在宅患者さんのバスハイクへ。患者さん二一人含む総勢五一人。車イスは一五台。職員、友の会役員、ボランティアさんが、在宅患者さんを外に連 れ出そうと計画してきました。一人一人の患者さんがボランティアさんなどに付き添われ、秋月城跡を散策、紅葉と買い物を楽しみました。
 ひとり暮らしで在宅酸素をしている九七歳や、九四歳でひとり暮らしの患者さん、「長いこと外に出ちょらんばい」と笑みいっぱいに話されました。介護者も参加してストレスが発散できたと喜んでいました。
 初のとりくみで反省点はたくさんありますが、今年参加できなかった患者さんも来年参加できるよう計画したい。笑顔がみたいです。
(竹元美恵子)

そんな町のなかで  富山医療生協

 水橋北地域包括支援センターのこんな発表に感動しました。
 それは一本の電話で始まった。「一人暮らしのAさんが動けなくなっている」と支援センターに要請があり、かけつけた。救急搬送で入院、「アルコール依存 症に伴うウェルニッケ脳症」と診断、退院時の療養計画書には医師から「今度飲み始めると身体は破滅します」と。
 幼少時に養子として育ったAさん、成人後は借金や離婚、近所の評判も悪い。安否確認と生活改善に週一回の訪問介護が入った。当初拒絶反応もあったが職員 の努力で、自分を「おじい」職員を「お嬢」と呼ぶような関係に。ところが、年金がおりていないことが判明し、再び飲酒がはじまり、近所から苦情が出るよう に。
 通帳には数百円しかなく、家族からの援助は得られず、同級生や民生委員、近所の善意で二カ月間つないで生活保護に。「どうしようもない」といわれても 「元気ながけ?」と声がかかり、食料を届ける人もいるなど、援助のネットワークは広がっている――。
 Aさんを支えるのは制度だけでなく、温かい人情だと思います。
(松井弘通信員)

サポーター養成講座で  香川・善通寺診療所

 善通寺市では、総人口の一%にあたる三五〇人の認知症サポーターを養成しようと、市内各地での養成講座をスタート。主催は善通寺地域包括支援センター。香川医療生協は、成功にむけてバックアップしています。
 第一回講座では、職員で「ほがらか劇団」を結成、認知症への理解を深める寸劇(写真)を演じました。約八〇人の参加者から拍手喝さい。引き続き、行政と の協同と「認知症にやさしいまちづくりの輪」を広げたいと考えています。
(奥谷啓一)

サンタさんを待つ  群馬・老健とね

 クリスマス会の準備を利用者様みんなで。施設の庭にあるアケビの蔓や小枝などを使い、おしゃべりしながらすすめています。子どもが小さかったころ、会社帰りに買ったクリスマスケーキ(バタークリームだった)を思い出したりしながら、にぎやかな冬の一夜を振り返ります。
 老健とねから見える北の山々もすっかり雪化粧。あたたかい気持ちと良い年がくる事を願いながら(当然、後期高齢者医療制度の廃止と介護保険制度の充実の願いを込めて)。
(五十嵐一夫)

北の大地に柿豊作  北海道・札幌西手稲健康友の会

 お隣の庭にたわわに実った柿の実、二七年前に植木鉢に植えた種が芽吹いたものだとか。今年は特にたくさん実をつけ、恒例の柿採りデーを迎えました。
 集まった友の会の元気な高齢者たち「今年は良い実がいっぱいだ」「全部採らないで、ヒヨドリにも少し残してやりなさいよ」と下から九二歳の会員の慈悲に溢れた声も。
 干柿にしたり「秋を感じて」と近くの施設におすそ分けしたり…晩秋のぬけるような青空の元、楽しい班行事でした。札幌


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気2月号No.208より