PEACE
広島に行った女性職員の発言 千葉・船橋二和病院健康友の会
八月九日、私たちの友の会、二和九条の会、八木ケ谷九条の会共催で「平和のつどい」を催しました。
オープニングは友の会合唱団ピース・フレンズによる「人間をかえせ」の歌と語り、沖縄の子守うた。原爆のアニメ映画「おこり地蔵」をみて、東京大空襲の戦争体験をききました。
参加者七九人が注目したのは、原水禁世界大会へ参加した病院職員七人のうち若い女性三人の報告でした。
Aさんは「広島は初めて。集会の意味をあまり理解せずにいったが、核兵器をなくそうと、国連や各国政府の代表、平和団体などが世界中から多く参加してい たこと、日本各地ののぼり旗を持った元気印の若者の迫力に圧倒された」。
Bさんは「原爆資料館で、被爆地ヒロシマの模型、被爆者たちの遺品等々に想像もできない怖ろしさを感じた」。
Cさんは「被爆のヒロシマ、被爆者自身や被爆した肉親・友人の実相を、語り継ぐ人たちが老いて少なくなってゆく」と。
若い眼で見るべきものを見て帰った報告に頼もしさを感じました。
(柏木文代通信員)
折り鶴に願いを込めて 島根・出雲市民リハビリテーション 病院デイサービスコスモス
当デイサービスでは、利用者さんの提案で折り鶴を折って広島に届けることにしました。悲惨な戦争を体験された方が多く、平和への思いもひとしお。
マヒがあり手先が不自由な方や、「折り紙などしたことがない」とおっしゃる男性、「折り方も忘れた」という方などさまざまでしたが、一人ひとりが平和の 願いを込め、一生懸命に折られました。折り鶴を提案した利用者・加納穣さんのメッセージを紹介します。
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「平和の祭典北京オリンピックが開かれている時、ロシアがグルジアに侵攻するなど、戦争の火種が世界のあちこちにあります。
私はいま通所介護施設でお世話になっています。そこに通所している人は、七〇歳以上の人や身体障害者ばかりです。みんな戦争の悲惨さをいやと言うほど体験しております。
特に隣県の広島に落とされた原爆の悲惨さについては、友人や親戚の人が亡くなられたり、白血病で苦しんでおられるのを知っているだけに身にしみていま す。だからもう二度と戦争はこの世界に起こって欲しくない、再び核兵器を使って欲しくないのです。その願いを鶴に込めて、みんなで一生懸命に祈っていま す。そしていずれ広島の平和公園にお供えします」
(糸賀佐美)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気11月号No.205より