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ニュース・プレスリリース

平和への願い込め

高校生の平和活動に学ぶ  鹿児島医療生協吉野支部

 七月一三日、「吉野9条の会」が「高校生の平和活動に学ぶ会」を開きました。吉野地域の三支部は夏の平和企画としてもとりくみました。 
 鹿児島の高校生たちが「ミサイルよりもえんぴつを」と「高校生一万本えんぴつ運動」で集めたえんぴつを届けにペルー、ブラジルを訪問したことと、「高校 生平和大使と高校生一万人署名活動」の報告を六人の高校生から聞きました。
 〇七年、鹿児島から初の「第一〇代平和大使」に選ばれた笛田さんは報告の中で、韓国からの平和大使で在韓被爆者三世李健雨さんのこと、国連欧州本部のこ と、一万本えんぴつ運動でペルー、ブラジルへ行ったとき、現地で出会った被爆者のことなどを話しました。韓国訪問では韓国で一万人署名をするために、五人 の高校生が在韓被爆者のことを訴え、一緒に署名行動をしてくれたそうです。
 この運動は県内一八校にもひろがって来ているそうです。若い人たちの行動力、平和を思う気持ちに感激の一日でした。参加者は六〇人余り、集まったえんぴつは二〇〇本余りでした。
(有村京子)

青年職員が被爆の記録集  広島医療生活協同組合

torikumi204_04 ことしも二年目職員たちが研修の一環で被爆体験の聞き取りをおこない、『ピカに灼かれてパートII 第3集』を発行しました。今回は、一〇人の被爆者から聞き取りました。
 聞き取り前に、自発的に原爆資料館に行ったり、話をまとめることを通して憲法九条の大切さを改めて感じた職員や、自分たちが後世に必ず伝えていかないと いけないと感じた職員など。若い職員たちはみな上手にまとめています。
 当日はNHKをはじめ、マスコミ六社が「製本作業と文集完成交流会」を取材しました。 
 一人でも多くの方に、この冊子を手にしてもらい原爆の悲惨さ、戦争の惨たらしさを伝えていきたいと思います。
(権藤歩)

こんな所にも戦争のツメ跡が  石川中央西健康友の会

 六月二八日、上荒屋の新婦人と中央西健康友の会の人たち一一人で、金沢市内の名園「兼六園」に戦争のツメ跡さがしにいきました。
 案内役は、石川県の平和委員会にお願いしました。私は、まさか「兼六園」に戦争の跡なんてあるのかしら、と半分疑問に思っていました。これまで金沢大学 が建っていたので、構内まで入っていくことはほとんどありませんでしたが、大学が移転したので、ゆっくり案内してもらえました。松の木から油がわりに「ヤ ニ」を取った跡が残る痛々しい木や、兵舎跡、トンネル状にくり抜かれて作られている弾薬庫など見ると、戦争とは歴史も人間の尊厳もすべて奪うと感じまし た。レンガ造りの建物「石川県立歴史博物館」が、戦争中は陸軍兵器庫だったとは知りませんでした。
(松村和子通信員)

「多喜二へのレクイエム」  北海道・きずな健康友の会 うたう会きず うたう会きずな

 七月六日に開催された「道南母親大会」で多喜二への鎮魂歌「多喜二へのレクイエム」を歌いました。この歌は〇六年にケイ・シュガー(本名 佐藤圭子、作詞・作曲)に出会い、うたう会きずなの指導者村上先生に合唱曲に編曲してもらって歌い続けているものです。
 「多喜二を語ることは未来を語ること」のフレーズは多喜二の精神が凝縮されていて、歌っていて力が入ります。いま「蟹工船」がブームになっていますが、 多喜二の精神を学び、受け継げるようにしたい、八月の「医療のうたごえ祭典」には、この曲で参加することになり、内容が伝えきれるようにと日々活動と練習 にとりくんでいます。
(大田夏美)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気10月号No.204より