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ニュース・プレスリリース

安心の高齢期を

「後期医療」反対で老人会と  神奈川・医療生協かながわ

torikumi204_02 七五歳になったら、それまで加入の国保や健保から無理やり外されて後期高齢者医療へ。そんな無慈悲な医療制度が許されますか。―こみ上げる怒りで集まってきたのが善行支部と、支部の呼びかけに応えた寿会のみなさん三二人です。
 話題は筆者が出演した「みのもんたの朝ズバッ」の視聴から開始。政府公報のインチキ性(保険料算出基準)、四月年金(実は二月三月分)からの保険料徴収 のゴマカシなど。次つぎと制度の実態がわかってきます。こんな制度は許されません。いま、各地で不服審査請求が始まっています。神奈川でも七月三〇日に記 入会を開き、その足で県の広域連合への申請行動に入ります。不服審査請求は七五歳以上で共同組織構成員、患者さんであればだれでも記入会に参加し申請でき ます―と。「私もぜひ一緒に申請に参加したいのですが」と、団地内の老婦人から希望が出ました。打てば響く。これがいまの実感です。
(岩田浩通信員)

「たすけ愛」会員を学生が訪問  千葉健生病院健康友の会

 民医連の医学生対策委員会からの要請で、友の会の「たすけ愛」を利用している会員さん宅を訪問することになりました。ボランティア四人と研修中の医学生や職員で四組に分かれ、地域で暮らしている高齢者の声を聞ききました。
 散歩介助のAさんも医学生の手をしっかり握って歩き、公園まで楽しい会話が尽きません。
 一人暮らしのBさんは、引っ越したばかりだけど、病院と友の会があるから一人暮らしでも安心していられると、「たすけ愛」に出会った入院時の話や若い時 から自分の生活や趣味を大切にしてきた生き方を話しました。医学生には「患者の話をよくきくお医者さんになってね」と励ましの言葉が。
 「納涼大会には売店を手伝うことになっているのよ」とうれしそうにしていた医学生、また病院で会いたいです。
(高橋明子通信員)

「国保料引き下げてんか!」  大阪・茨木診療所健康友の会

 「今年度も国保料の引き下げを」と七月八日、商店街での二時間ロングラン宣伝をおこないました。職員、友の会世話人、地域の会員さんが参加し、一時間で二一七筆集まりました。
 当地では一昨年、昨年と有権者の一割をこえる署名を集めようと「国保をよくする会」を結成し、運動してきました。どちらも目標以上集まり、国保料引き下げに結びつきました。
 今年は「国保料と介護保険料の引き下げ、後期高齢者医療制度の廃止を求める請願署名」を一二月市議会に向けてとりくんでいます。
 署名した人は「物価は上がるし、年金は目減りする一方。国保料が高いのはほんま困る」「仕事について社会保険になったら、国保料の高さがよくわかる。減 免制度も市は教えてくれなかったで」「国保料と介護保険料で年金の二割も三割もとられる。ひどいわ」「介護保険料高くて大変。一年間使わなかったらその分 ちょっとでもまけてほしい」などと話しました。
 「効果あるんかいな」という人もいますが、「前回も前々回もたくさん署名が集まって、少しやけど下がったんです」と話しています。
(石西寧子)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気10月号No.204より