宝の町から千石の町へ
富山・富山診療所
「早く来てください」「近くの病院がなくなって困っています」「わずかだけど出資金にして」など暖かい歓迎の言葉に勇気づけられ、今日までがんばってきま した・万感胸にこめた地元支部丸山郁子さんの挨拶ではじまった富山診療所の開所式。五月一二日開所に先立って、一〇日に一〇〇人が参加しておこなわれまし た。
富山診療所の歴史は、一九五〇年労農救援会歯科診療所が開設され、その後国民救援会の診療所を経て富山医療生協が生み出されたのが三〇年前の一九六三年 でした。当時五〇〇人足らずの組合員から今日二万七〇〇〇人に発展したこと、桜町で開所後、宝町に移転し、こんどは千石町に移る歴史を百谷先生が語りまし た。
来賓から、診療所への期待をこめた挨拶もありました。田中新所長の決意表明も。当日は組合員一人の加入、増資が二万円あり、スタッフ一同「ここに診療所 があってよかったといわれるようにがんばる」と抱負を語っていました。
(松井弘通信員)
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いつでも元気8月号No.202より