安心して長生きしたい
デイで「涅槃像」参りへ 福岡・新飯塚診療所
デイサービスでは二月の第三週に篠栗町にある涅槃像にお参りにいきました。
外に出ることが少なかったり、デイサービスと家との往復しかない、という利用者が多くなっています。この日の最年長は九七歳で在宅酸素療養をし、ヘル パーさんの助けを借りてひとり暮らしをしている利用者さん。九〇歳以上の女性は三人いました。産炭地であった筑豊でがんばって生きてきた人たちです。
みんなで「一〇〇歳まで長生きしますように」とお参りしましたが、四月から始まる後期高齢者医療制度は、お年よりたちに「長生きするな」といわんばか り。今の日本をつくりあげたこのみなさんを大事にしなくてはいけないのに、じゃまもの扱いする制度は絶対許せません。
二月一七日に友の会と診療所とが中心で映画「シッコ」を見る会をしました。五〇〇人近く参加し、「後期高齢者医療制度で、アメリカのようになりかねない、声をあげ運動を大きくしましょう」と訴えました。
(竹元美恵子)
大田高齢者大会成功 東京・城南保健生協
二月一一日午後「大田高齢者大会」が開かれ満席の参加者で熱気溢れた集会になりました。講師は前沢淑子さん。豊富な資料を手に歯切れよく講演。
後半の会場発言では、まず渋谷要さん(元共産党大田区議団長)が無為無策の大田区に対して陳情・請願締切りの一四日に向けて、個人で陳情を出すと発言。 東京四区候補の佐藤文則さんも「きたるべき選挙で自公の政治を変えよう」と強調。さながら決起集会の様相でした。
三月二三日の井の頭公園での「東京大集会」に多くの仲間が参加しようと意思統一しました。
(伊藤茂通信員)
ふらっとサロン開設 島根・松江保健生協
一昨年、せいきょう学園福祉センターを開設しました。デイサービスや在宅ケア支援や居宅支援などがあり、組合員ルームもあります。
一年がたち地域の住民の方にも気楽に利用してもらおうと運営委員会で話し合い、買い物や病院帰りに立ち寄っておしゃべりしたり、お茶を飲んで班会の紹介 など気楽にできる「ふらっとサロン」をオープンしました。
月に一回、最初は皆で声を掛けあいました。ネコジャラシ(エノコロ草)でつくる干支のねずみや、万華鏡、色紙を使って八角形の小物入れなどをつくり、できあがると歓声があがりました。
三回目の今回は新聞紙の再利用で生ゴミ袋を作りました。地域の方も来て色紙を折ったり、お手玉をしたり、出雲弁カルタ遊びをして楽しく過ごしました。
後で地域の方からお礼の電話が。「本当に楽しかった。今習ったゴミ袋を早速作っている」。 協同の力を形に変えるってこのことだとサロンのオープンに喜 びを感じました。もっともっと多くの人たちに声を掛けて「ふらっとサロン」がいつまでも末永く喜ばれるように努力したいです。
(鈩陽子通信員)
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いつでも元気5月号No.199より