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ニュース・プレスリリース

平和・9条

被爆・戦争を語り継ぐ!  福岡・直方診療所

torikumi193_03 八月三一日、戦争体験を聞くつどいを開きました。直鞍被団協や直鞍原水協の協力もえて、会場には四〇人をこえる人たちが参加。被爆のパネルや、戦争当時の状況を伺わせる資料なども展示しました。
 冒頭、被団協に被爆者をとりまく情勢を話していただき、長崎大会に参加した松本さんが、大会のようすを報告。
 被爆体験文集(エフコープ編集)を、新婦人の斉藤さんが朗読しました。最後に、直方市の田上さんが、戦争体験を語りました。「当時私は一五歳、空襲後の 死体を燃やす処理をさせられました、あの臭いはいまでも忘れません、食べるものもなく、虫が入ったご飯を食べて…」
 参加者には保母さんも多く、子どもたちに平和を伝えるための学習になった、といっていました。
(西村一)

原爆訴訟一日も早い判決を  千葉健生病院友の会

 八月二一日、原爆症認定集団訴訟の第一八回口頭弁論が千葉地裁でおこなわれ、五九人が参加しました。これまで判決が出た各地の地裁で、いずれも勝訴していますが、国が控訴しているのです。どこまで被爆者を痛めつけるのでしょう。
 千葉のたたかいも〇三年五月から第一陣が始まりました。原告も体調を崩されており、裁判が勝訴するまでは何としても頑張りたいと話され、一日も早い判決を願わずにいられません。
 政府与党の原爆認定基準の見直し検討なども含め、早期解決が大きな流れです。にもかかわらず、国側は今回の陳述で、「放射性降下物はきわめて少なかっ た」「名古屋判決は黒い雨をあびたことを過大評価している」など、敗訴判決に反論。被爆者がどんな思いで生きぬいてきたのかと思い、私たちの運動も強めた いと思いました。
(伊藤則子通信員/写真・加藤準之助)

平和を願うあなたへ  福岡・たたらかしい9条の会

 八月四日に「No War 戦争の話をきく会~平和を願うあなたへ~」を開催しました。
「福岡大空襲」「広島での被爆体験」「カンボジアでの地雷撤去」について三人が講演。
 二時間はあっという間、参加者からは「戦争は、終わっても長く人間を苦しめる、悲惨で愚かなこと」「核兵器は絶対に使ってはいけない」「戦争をしない 国、九条を守るため全力をあげたい」「地雷や兵器に使うお金で、どれだけ多くの国の人々が豊かに暮らせるか」など。九条と平和を守る運動をさらに強めたい と思います。
(内田真紀子)

終戦の日に「9条守れ」  香川・善通寺診療所

 八月一五日、お盆休みの職員も多い中、人をかき集め四人で「九条を守れ」宣伝をし ました。 全国で猛暑の記録を更新するような炎天下、交差点に立ちました。一人がハンドマイク、二人がプラスター、残る一人が、横断歩道で待つ人や交差点 に止まる車をめがけてビラを配るという果敢な行動。
 途中で右翼の宣伝カーが近づいてきたので、緊張が走りましたが、私たちをにらみつけて通り過ぎました。毎月欠かさない九条行動。内容も工夫しながら、回数も参加者も少しずつ増やしたいと思います。
(安本定生)

原爆死追悼会「青い空は」歌う  北海道・きずな健康友の会

 原爆死没者道南追悼会は八月九日、うたう会「きずな」の歌声で幕を開け、約一〇〇人が参加しました。函館市長、道南勤医協理事長などの追悼の言葉、献花、被爆体験者の話、映像の証言(ビデオ)と続きました。
 主催者で道南被爆者の会会長の田口さんは、久間前防衛相の「しょうがない」発言を批判し、「被爆の悲惨な実情を風化させないため、被爆体験を語り継ぎ、核兵器廃絶を訴え続けたい」とあいさつ。
 最後に核兵器廃絶への願いをこめ、参加者で「原爆許すまじ」を歌いました。道南での死没者はこの一年で二人増え三七人になりました。
(大田正春)

平和と納涼のつどい  宮城・泉病院友の会富ヶ丘のぞみ班

 八月四日に恒例の「平和を語る納涼のつどい」をおこないました。原水禁世界大会参加者の壮行会も兼ねています。会員が一品ずつ持ち寄った心づくしの手料理に舌鼓を打ち、語り合いました。
 「仙台空襲で、低空飛行で機銃掃射する操縦士の顔を見た。恐怖が身に染みついている」「親と兄が中国からの引き揚げ。現地の人から兄をくれといわれ、 断ったそうだ。もし渡していれば、今頃は肉親捜しだった」などの戦時体験から、「王城寺原演習場が近いので、米軍や自衛隊の実弾射撃の大砲が響く」という 現在の話、「退職したので、地域に平和の統一戦線を作りたい」との抱負も語られ、猛暑も乗り越えたひとときでした。
(二関孝紀)

平和の鐘をつくつどい  京都・乙訓医療生協

 八月六日、「乙訓非核・平和の鐘をつく集い」を乙訓地域八カ寺の協力でおこないました。今年で一九回目。朝八時から北真経寺に三〇人が参加、黙とう後、「青い空は」を合唱し「平和を守るのは核兵器でなく、核廃絶しかない」のアピールを採択しました。
 地元の向日市では前日の市議会議員選挙で「核反対、戦争する国許さない」と訴えた共産党議員八人全員当選のニュースもありました。
(清原巳治通信員)

8・15走れ平和号!  北海道・札幌中央区友の会

 「さっぽろ平和行動8・15平和号(貸切電車)」が、今年も正午に中心街を走行。 「憲法9条を守り、核も基地もない日本へ」の願いをのせ、車内に元気な歌声が響きました。赤紙を配り終えた女性が思いを語ります。「水が欲しい」と死んで いった人に水をあげられなかった心残りが赤紙配りの行動をさせるんだと。札幌被爆者の会会長・中村弘さんは喉頭がんで出ない声をふりしぼり、戦争の歴史を 語り、いまもイラクで使われている劣化ウラン弾の恐ろしさを話しました。
 被爆のことを知らない友人に声をかけ、原水禁大会に一緒に参加した、と喜びを語る高校生にも心から感動。
 この日の気温は三四度、冷房のない車内は四〇度を超えていたでしょう。暑い日の熱い行動でした。
(黒木洋子通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気11月号No.193より