地域に根を張り
組合員・職員130人で 和歌山中央医療生協
八月四日、「紀州おどり ぶんだら節」に今年も参加しました。「ぶんだら節」は、ミカンを買い集め、悪天候の中、江戸まで運んだことで知られる江戸中期の 豪商・紀伊国屋文左衛門の心意気と壮挙をイメージして名付けられたといい、船出の高揚感を連想させる民謡にあわせ踊ります。各種団体や企業などでつくる踊 りのグループが六七参加。約七六四〇人がそれぞれ揃えた法被などに身を包み、和歌山城前の大通りを踊り歩きました。三九回目の今年は、約一二万五〇〇〇人 の人出に。私たちは「健康をつくる 平和をつくる」のビッグ風船でアピールしながら、医療生協組合員と職員一三〇人で、元気に踊りました。
(父川恵照)
ぬまた祭り 群馬・介護老人保健施設とね
八月三日、二九人の利用者様と、二四人の学生ボランティアの協力で「沼田まつり」(“おぎょん”と呼ばれ、天狗みこしが繰り出される)見物に。
「とても良い思い出ができたよ。ありがとう」「パレードや“天狗みこし”が見られて、うれしくて涙が出た」という利用者様の声に、汗だくのボランティアも職員も元気づきました。
普段なかなか外出の機会の持てない利用者様といっしょに時間を共有できたことは、学生ボランティアにとっても、貴重な経験になったと思います。何よりも、忘れられない夏の思い出になりました。
(桑原博史)
クマの「げんき号」走る 北海道・札幌西 手稲健康友の会
数年前から「西区病院に通いたいが、ハイヤー代をかけては行けない」「バスの乗り 継ぎで一時間もかかる」「サークルや友の会の班会で使える車が欲しい」の声があがっていました。そしてこのたびついに、募金と、社員の応援も得て友の会の サポートカーを手に入れました。病院から諸経費の支援も受けつつですが、ドライバーは友の会員のボランティアです。
健康まつりでお披露目をして走り出しました。車の正面に私たちの機関紙「ていねやま」に由来する山脈にクマのロゴマーク、患者さん、元気になって! の 願いを込め「げんき号」と命名。班会行事でも元気に走ってくれる事でしょう。夢がかないました。
(坂野悠紀子通信員)
夢プランが実現! 富山医療生協夢プラン推進委員会
在宅福祉総合センター「ひまわり」にショートステイが竣工しました。富山医療生協 初めての入所施設で、在宅介護を支援する施設として地域からも大きな期待が寄せられています。竣工式で地元の自治会長があいさつ。建物の完成は、饅頭でい えば皮ができたにすぎない、おいしさを決めるのは「あんこ」です。これから利用者に喜ばれるかどうかは皆さんの努力次第、期待に応えて、と激励されまし た。
鉄筋平屋建て三〇床のショートステイは落ち着いた色合いの施設で、細部にわたり安全への配慮があります。
一〇床で一ユニット、「さぼてん」「ひょうたん」「れんげ草」とそれぞれ名前もつきました。
(松井弘通信員)
「金八記念館」実現へ 東京・足立健康友の会
柳原の町に「金八記念館バザー」のポスターが貼り出されました。
ドラマ「3年B組金八先生」で桜中学の舞台として使われた足立二中は、二年前に廃校になり、その跡地にマンション建設計画が。友の会では建設反対ととも に「金八記念館をつくって」という署名運動をとりくみました。学校門前に机を出して半年近く、三五〇〇余筆の署名を集めて足立区議会に請願、その後の動き に注目していました。
結果、マンションではなく、「東京未来大学」が四月に開校。今回、学内に「金八記念館」の場所が確保されたことが確認でき、地元にうれしいニュースでした。
(牛山長重通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気11月号No.193より