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ニュース・プレスリリース

戦争知り・憲法学ぶ

 「平和ミニ講座」  千葉健生病院健康友の会九条の会

torikumi192_05  国会で「改憲手続法」が成立したことを受け、当会は、今後の運動をどう展開するかをテーマに、「平和ミニ講座」パートIを開きました。四四人が参加。「B 級戦犯」の遺児である吉川夏見さんに、不当に処刑されたお父さんのことを話していただきました。お父さんは通訳として海外に派遣され、本人の同意もなく前 線へ動員されました。そして敗戦、フィリピンの捕虜虐殺事件に関与したとされ、異国で無念の死を遂げたそうです。
 「でたらめな戦争は、でたらめな結果を招き、憎悪は憎悪しか生まない」と痛感しました。
 続いて渡会久美弁護士が「改憲手続法」について講演しました。
(藤沢孝子、写真・加藤準之助)

戦争の非人間性を聞く  東京・老健施設千寿の郷

 七月二四日夜、「戦争体験を聞く会」を開きました。語り部は、元日赤従軍看護婦の森藤相子さん(82)です。
 戦前の教育で「男なら兵隊、女なら従軍看護婦になるのが素晴らしい」と徹底され、少しの疑いもなく、召集令状を喜んで受け取って出征した「教育の恐ろしさ」から話が始まりました。
 そして、中国東北部(満州)の病院に配属され、軍隊と行動を共にしたことから、やがて敗戦前後の日本兵が次々と倒れていく最前線での戦争の悲惨さ、非人 間性、さらには終戦直後のソ連軍の下での明日の生命すらも判らない、息をのむような体験談を、鮮明に語ってくれました。涙なしでは聞けず、話しながら絶句 される場面もありました。
 「戦争はいけない、九条改悪の動きは、絶対に許せない!」と、熱心に聴く若い職員に、心から訴えるように話を結びました。
(牛山長重通信員)

憲法連続学習に466人  岡山医療生協

 六月二五日~七月一二日まで、お昼時間を利用して憲法連続学習会をおこないました。労働組合、教育委員会、平和環境委員会の共催。好評で、四六六人の職員が参加しました。
 「日本の侵略戦争がいかに悲惨な歴史であったか知れた」「九条は絶対守らなければ」「資料は持ち帰って必ず家族で話したい」といった感想が多数ありました。
 今回は参加できなかった職員からも要望があり、今後も続ける予定です。
(牧野登)

 


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気10月号No.192より