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ニュース・プレスリリース

くらし、守ろう

くらしの学校で国保を学ぶ  宮崎民医連

torikumi192_02 地域の相談員の育成を目的にした「くらしの学校」を開いています。今年度は五つの講座があり、先日開いた第二講座「国保」では飛び入りを含め、一八人が参加しました。
 講師は現役時代、市役所国保課に勤務していた組合員さん。現役時代の相談事例や苦労も交え、国保制度をわかりやすく説明してくれました。
 支部のある六自治体の保険料も計算。「三人家族で年間所得一五〇万円 固定資産税五万円」で計算すると、都城市が最高額の約三四万円、綾町が最も安い約 二二万円。同所得でも自治体でこれだけの格差があることに驚きの声があがりました。
 現在の国保は旧国保法の「健民・健兵」の戦争政策を目的とした相互扶助制度から変わり、第一条で「社会保障」と位置づけられている。保険料が払えない人 の給付を取り上げる「資格書」の発行は国保法違反です、というお話は発見でした。
 最後に、国保法四四条に基づく減免申請を本校「卒業生」が相談員となり集団申請に結びつけたい、との要望が出て、卒業後の目標として全員で確認しました。
(白石敏夫)

「月間」に共同組織学習会  奈良・健生会友の会

 当友の会では六、七月に「夏の月間」として友の会員拡大と班会の開催にとりくんでいます。その一環で、職員を対象に「共同組織の歴史と役割について」の学習会を開きました。
 「共同組織は民医連の病院・診療所にとってなくてはならない存在」と題して友の会の岩田良孝会長が講演、戦前の奈良県の民主診療所の歴史からはじまり、 平和会や岡谷会の歴史、健生会が昭和三〇年に差別と貧困に苦しむ土庫地域の住民から誕生したことなど、民主的運動に参加した地域住民の立場で語りました。
 また、歴史をふまえて今日の健生会の到達や「安心して住み続けられるまちづくり」をめざす共同組織の役割についてふれ、「月間」を成功させ、一万世帯の 友の会実現を目指して共同組織を強化発展させよう、と呼びかけました。
(馬場千恵子通信員)

五万円もの車いす負担金が  東京・下赤塚診療所健康友の会

 友の会員のKさんには重度身障で公立施設で療養中の妹さんがいます。このほど施設から、「使用中の車いすが合わなくなったため新しくしたい。ついては五〇万円の一割を自己負担で」と通知がありました。
 妹さんの収入は障害者年金だけで、そのほとんどは施設費で消えます。そこへ五万円の負担とは…これでは自立支援法ではなくて破壊法です。
 自立支援法に多くの身障者が、新たな困難で苦しんでいます。その保護者である家族にも大きな負担が生じています。悪法は改正されなければなりません。
(佐埜明通信員)

安全な虫よけスプレー作った  京都西京健康友の会

 『元気』六月号に「虫よけ剤の大量使用が心配」という記事が載りました。以前から ママさんたちから心配の声が寄せられていました。夏休み前に友の会主催で早速計画。七月二五日、友の会幹事でアロマテラピストの岡本靖子さんの指導で、蚊 の嫌う香りの天然精油で「虫よけスプレー」を作りました。
 参加も多く、友の会室は満員。小学生、乳幼児連れのお母さん、おばあちゃん、子どもさんを預かりあいながら参加者みんなで作りました。「アロマオイル で、虫が寄ってこないのがすごい。つけて外に出てみたい」という子どもや「大事な話が聞けて良かった。しかも、実物まで手に入れることができて嬉しい。こ んな企画があれば、また参加したい」というママさんなど、たくさん感想が寄せられました。 (藤井貞子通信員)

こんな風に作りました(子ども用)
虫よけ効果のある精油(レモンユーカリ、レモングラス、シトロネラ、クローヴ、ペパーミント)をブレンドして寝かせておき、無水エタノール10mlに10 滴落とし、よく混ぜる。精製水90mlを注いでもう一度よく混ぜ、スプレー容器(耐精油仕様)に入れる。
※使用の際はよく振って。保存は冷蔵庫で
ほかに、ローズゼラニウム、ユーカリなどの精油が使えるそうです。大人用は精油を20滴に

 


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気10月号No.192より