高齢者医療制度で学習 老人クラブに申し入れ 川久保病院
【岩手発】県社保協の事務局長を講師に六月一三、一五日の二回、後期高齢者医療制度の学習会を行い、全職員が参加しました。
当院の受診者の二七%が後期高齢者。負担を増やし医療に差別を持ち込む恐れのある制度に、職員から怒りがわきました。
地域にも働きかけよう、と事務職員を中心に、休日返上で老人クラブを訪問し、老人クラブの学習会に出向きました。紙芝居が好評です。地域での学習会はの べ一〇回、計三〇〇人ほどが参加しました。「死ねということか」「こんなひどい内容とは知らなかった」の声が寄せられました。
六月二三日には、県社保協と保険医協会主催で「どうなる? 高齢者医療・保険料」と題して盛岡市内で学習会を行いました。盛岡市内全二六〇カ所の老人ク ラブに案内を出したところ、約八〇人が参加し、椅子や資料が足りなくなりました。今までの学習会にはなかったことです。感想文には「知らない間にここま で。驚いた」「例会で勉強会を行いたい。講師を派遣して」などが書かれていました。会場で県社保協作成のパンフが約二〇〇部売れました。(佐々木康夫、事 務)
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