地域の協力で集会 330人が学習交流 長野県民医連中信地域連絡会
【長野発】「医療制度のあり方を考える学習交流集会」を六月三〇日、松本大学で開きました。三三〇人が参加し、医療の現状や来年四月からの後期高齢者医療制度の問題点、介護保険改定後の実態などを学び交流しました。
元長野大学の教授で医師の矢嶋嶺さんが「高齢者医療と介護制度の改革で何が変わったか」をテーマに講演。改革で低所得者が制度から排除されている実態、医 師・看護師不足と医療崩壊、日米財界が社会保障を解体し、民間資本の市場にする狙いなど明快でした。
また、民医連の高齢者生活実態調査の結果を松本協立病院の湯浅事務次長が報告しました。
集会は、当会と健康友の会などでつくる実行委員会が主催し、高齢者クラブ、行政関係者に呼びかけました。職員は事業所の周辺六〇〇〇世帯に「茶ビラ」と案内を配布し、開業医を訪問しました。
地元町会が回覧板を回し、松本大学の学生もボランティアで協力、マスコミも取材に来ました。
(塩原秀治、協立福祉会・事務)