地域の健康まもる
健康づくりで区と懇談 東京保健生協
保健活動交流集会に213人 山形・庄内医療生協
三月一〇日、中央公民館で第一四回保健活動交流集会をおこない、各支部から二一三人が参加しました。 最初に、健康づくり委員長の梅田啓一理事が「住民健診として定着している人間ドックや基本健診がなくなり、健診は医療保険者の責任になる。〇七年度はみ んなで学習し、力を合わせていこう」と提起しました。 支部や班・職員からは四演題の報告がありました。「班で話し合い目標を決め、達成に向けみんなでとりくんでいるのはすばらしい」など感想が多数。 また、今回は埼玉協同病院の清水禮二先生を迎え「二〇〇八年 健診が変わる すすめよう 医療生協の健康づくり健診」と題して講演をいただきました。 「班活動と支部活動との連携のもと継続したこの活動こそ医療生協の誇れる健康づくりだ」とのお話でした。 「健康と平和の関係がよく理解できた。長生きしてよかったと思われるためにも仲間づくりが大事」「生きていくのに自信が持てた」などの感想が多く、実り多い集会となりました。 (菅原喜知子) |
みんなで楽しくトレーニング 長野医療生協
「伸ばしてーはい、縮めてー」今一番人気がある班会メニューが、「セラバンド体操」です。セラバンド体操は各自の筋力に合った強さのゴムひもを伸ばした り、ひっぱったりして、筋力トレーニングをおこなうもの。転倒予防や体の凝りをほぐすなど、目的はさまざまですが、月一回の班会は心待ちにされています。 「家でもやればいいんだけど、一人だとやらない」と、女性参加者。「ワイワイガヤガヤ皆でやるから楽しいんだよ」と笑顔です。 あちらこちらの班会でたくさん開かれるので、講師役の組合員さんは大忙し。今日はあのお宅で、明日はどこどこの公民館でとスケジュールはびっしり。おか げで筋力は相当アップしたとか。楽しめる班会を続けていけたらと思います。 (新村洋) |
がんばれ!新人保健委員さん 新潟勤医協新津総支部
「〇六年度第二期保健学校」の卒後研修で、下越病院の見学会をおこない、二〇人が参加しました。医事課、検査科、放射線科、相談室、地域医療連携室、透析室、心臓カテーテルなど、職員の具体的で分かりやすい説明を聞きながら見学しました。 参加者から、「個人で入れない所をみて勉強になりました」「医療機器がたくさんあって驚いた」「入り組んでいて分かりづらかった。リニューアルの話が出 ている理由がよく分かりました」「地域の医療機関として発展していってほしいと願っています」などの感想が。地域での健康を守るための新しい担い手が二〇 人誕生しました。 (宮本栄子) |
炭鉱離職者健診 北海道・道東勤医協友の会連合会
三月二~四日、炭鉱離職者健診をおこない、三日間で二六四人が受診しました。これは、昨年九月、太平洋炭鉱の離職者への健康調査で、健康診断を希望して いる人が三百数十人もいたことに応えたものです。実施予定は昨年一一月でしたが、受診希望者が多く、スタッフの確保などで三月にのびました。今回は、全国 から民医連職員や民医連外の医師ら一〇〇人を超す協力があり、無事おこなえました。友の会も健診の案内や各種計測などで、協力しました。
結果は、肺がんが発見されたほか、アスベスト関連の疾患や難聴、振動障害など、職業性疾病が疑われる例が多数出ました。詳しいまとめはこれからですが、 「要検査」の人たちのフォローの中で、労災申請へつながるケースも出そうです。
(亀井武通信員/写真・佐藤昭平)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気6月号No.188より