06年日本平和大会ひらく 「米軍基地いらない 9条守れ」の運動を交流
「06年日本平和大会in岩国・広島」が一二月七~一〇日に開かれました。約一五〇〇人が集まり、民医連職員と共同組織の仲間も多数参加しました。
日米の政府がすすめる米軍再編と改憲の動きに対抗する「米軍基地強化ノー、平和なアジアと世界を」の各地の運動を交流しました。また、岩国基地・呉軍 港、宮島をフィールドに「動く分科会」が行われ、日本の税金でつくる大規模な戦争基地をウオッチングしました。
開催地の岩国(山口県)は、〇六年に行われた住民投票で、厚木からの空母艦載機部隊の移転に、はっきりと「ノー」の意思表示しました。「まちの将来は住 民自身が決める、という民主主義の原点に、全国が励まされた」と基調報告でも強調されました。
横須賀での住民投票条例制定請求署名、一〇年間杭一本打たせていない沖縄・辺野古のたたかいをはじめ、各地の基地闘争が報告されました。
一二の分科会と二つのシンポジウムは、主に「世界の中の日米同盟か、世界の中の憲法九条か」など、日本の国のあり方を問う内容でした。国民の命と暮らし との関係、軍需産業の現場の実態、青年が歴史認識を討論するなど、様ざまな角度から平和の問題を考えました。
まとめでは、九条を守り米軍基地再編強化をくいとめるために、草の根の世論と運動を強めようと呼びかけられました。