民医連医療 2006年11月号
撮影地:長野県川上村
「岩峰群の秋」
秩父最西端の岩峰群です。人一人が通れるほどの道が岩の突起を巻くように続きます。小川山からの帰り道だという一組の夫婦に出会いました。夫は妻の制止 も聞かず登山道を外れてさっそうと岩を登り始めてしまいました。暫くするとお呼びがかかり私も登る羽目になりました。登りきったそこは6畳ほどの広さで眼 下の風景との高度差から岩峰の先端であることが理解できました。岩にしがみつきながらおそるおそる頭を崖の外に出すと、直下に一筋の滝とその先に広大な森 林地帯が何処までも続いていました。
撮影/三宅 透(東京・病体生理研究所)
【特集】
被害者救済の立場でかかわり続けて
水俣病公式発見から50年
水俣病健康被害の現状と今後の課題
高岡 滋
水俣病裁判を振り返って
板井 優
近畿地協での水俣病検診の取り組み
三宅 徹也
水俣病政治決着から現在まで
吉井 正澄
原爆被害者救済のために
原爆症認定集団訴訟判決が示したもの
藤原 精吾
超えがたい無限の距離を超える時
郷地 秀夫
千鳥橋病院での被爆外来の取り組み
熊谷 芳夫
被爆者に対する国・自治体の施策
長谷川 倫雄
医師の絶対的不足が地域医療・病院医療崩壊の危機を招いている
―「医師の需給に関する検討会」報告書批判―
馬渡 耕史
売春防止法制定50年
基本的人権としての性的人格権の定立を
片居木 英人
-連載-
民医連院所のある風景
滋賀・デイサービスセンターほっこり
林 智子
「キラリと光る」民医連歯科を目指して(46)
「歯みがきセミプロ」とすすめる地域の歯科保健活動の取り組み
水野 雅代
Medical Essay
「社会派推理小説」の魅力
後藤 慶太郎
憲法の理解を深めるために(30)
居住環境と人権―その2
居住の権利としての「景観権」
内藤 光博
医療従事者が知っておくべき法的視点(26)
あなたなら異状死の届け出をしますか
二上 護
視聴者の視点で考えるマスコミ問題(10)
「秋篠宮妃ご出産」報道に思う
岩崎 貞明
住まいづくりまちづくり(10)
新しい住まい方―外に開いた住まい
堀 啓二
青年職員活動レポート(9)
静岡民医連の青年ジャンボリー活動の取り組み
米澤 由希子
私の名作映画ガイド(9)
ハリウッドの「赤狩り」を証言する二作
山田 和夫
ケアマネジャーの現場から(25)
8月の業務月報から
自己実現できる生活づくり
片野 一之
書評 クロスワードクイズ 漫画「花も実もある」(144)/いわまみどり 読者のひろば 編集の窓