守ろう!平和を
核兵器廃絶を叫ぼう 宮城・大崎健康福祉友の会
八月一五日、大崎市の吉野作造記念館前広場で平和のつどいが開かれ、九〇人が参加しました。主催は「ふるかわ平和の集い」。冒頭、鐘の合図で黙祷し、八五年に旧古川市議会が可決した「核兵器廃絶平和のまち古川市宣言」を全員で朗読しました。 「集い」の佐藤代表が「風化する戦争体験を語りつぎ、戦争を起こさせないため核兵器廃絶を世界に向けて叫ぼうではありませんか。来年は大崎市宣言ができ ることを願います」とあいさつしました。 伊藤市長代理がメッセージを代読したあと、市の平和作文コンクールで優秀作品に選ばれた二人の中学生が作文を朗読。九条の会全国交流集会の報告と原水爆 禁止世界大会に参加した二人が体験発表をしました。最後に全員で「青い空は」を歌い、平和の誓いをあらたにしました。 (平沢勇喜通信員) |
すいとん食べながら… 東京・足立健康友の会
待合室で平和のつどい 京都・上賀茂健康友の会
八月五日は上賀茂診療所と友の会が合同で「平和のつどい」を開き、待合室いっぱいの参加がありました。「反戦ビデオ」鑑賞のあと、戦争体験者の話を聞いたり、ビデオの感想を話し合いました。 戦争体験者がどんどん減っていくなか、戦争を知らない世代の私たちこそ戦争の悲惨さ、愚かさ、その尊い犠牲を考え、リアルに戦争を見つめ、風化させず継承していくことの大切さを思いました。 同時に、今なぜ憲法をかえてまでも戦争する国へ向かおうとしているのか、今こそみんなが一緒になって「九条を守ろう」という大きな波を起こさなければと痛感しました。 (芦沢広子) |
平和のたすきをつなごう 大阪医療事業協同組合
八月一五日、京都・大阪・兵庫三県連平和リレーの大阪でのとりくみがおこなわれました。大阪から兵庫へサイクリングでたすきをつなごうという企画です。 コープおおさか病院前を二台の自転車が出発、蒲生厚生診療所までの最初の区間を走り抜け、第二区間は大阪の最西部にある西淀病院まで。西淀病院を出発後、大阪を出て一路神戸に向かいました。 路面を渡る風も熱風と化す夏の午後、「平和を守ろう。九条で守ろう」のたすきの文字は沿道の人たちの目にどう映ったでしょうか。信号待ちのとき、若い カップルが「あれ、何かな」とささやく声が聞こえてきました。しめしめ、注目を浴びています。 神戸協同病院近くのクリエイト兵庫に到着。この日のゴールはここの三階会議室です。無事、たすきを引き継ぐことができました。 大阪での行動参加者は七人。来年は北海道から沖縄まで、たすきをつなぎたいですね。各県のみなさんもぜひ一緒に走りましょう。 (石田力) |
なぜ靖国神社が好きなの? 千葉健生病院健康友の会
八月一五日はわが班恒例のすいとん班会。話し合いのテーマは、「日本人はなぜ靖国神社が好きなのか」。Tさんのリポートを柱に話し合いました。 Tさんは、戦争中の「九段の母」から戦後の島倉千代子の「東京見物」など、靖国にまつわる流行歌を披露。「食っていけないし出世の見込みもない、そんな 人たちに、軍隊は、とにかく三食保障、蕫死んだら神様﨟。遺族恩給とともに一家の救いだった」と語ります。 参加者は「そうだったよな」「弁当の時間にいなくなるやつもいたよな」「ほんとに貧乏だったからな」とうなずきます。 「靖国の蕫英霊﨟の九九パーセントは海外で死んでいる。中国や朝鮮の人から見れば、やはり俺もリーベンクイズ(日本鬼子)だったんだな」とはOさん。 「自動車は陛下の賜りもの、支那人はひいても構わないんだ」といわれ、ぶん殴られたというTさん。 「そんな苦労や涙をよそに、蕫あの戦争は大東亜解放の正義の戦、聖戦﨟というのが靖国思想。そのシンボルが遊就館」との結びに、「どんなことをいってい るのか、この目で確かめよう」「次の班会は遊就館見学」ということになりました。 「あのころのすいとんは、こんなにおいしいもんじゃなかったよ」といいながら、みんなよく食べました。 (高橋明子通信員) |
新鮮な高校生の一日看護体験 東京・柳原病院
八月二八日、柳原病院で「高校生の一日看 護体験」をおこないました。制服に着替えたあと、「病院の説明」「看護という仕事」について教育師長さんから話を聞いたあと、院内の見学をしました。実際 に車イスを使って屋外での訓練体験もしました。「こんなにも車イスが難しいのか」と、びっくりしていました。会議室に戻って、血圧測定の体験をしました が、心臓の音に感激している姿が、とてもかわいく新鮮でした。
ぜひ、素晴らしい看護師になって欲しい、私たちの病院に来てほしいと、切実に思いました。
(牛山長重通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気11月号No.181より