はじめての駅頭宣伝　　東京・すみだ共立健康友の会

六月一二日、国会前の座り込み行動に友の会から会長、診療所から事務長が参加しました。北海道で公聴会が開催され、明日にも医療改悪法案が委員会で強行採 決かと、緊迫したこの日、はじめて駅頭宣伝行動もしました。友の会から七人、職員も四人が診療を終えて駆けつけました。 　東京民医連作成の署名付きハガキを配りながら、署名のお願いをしました。また今回の改悪の中身は患者負担増のみで何ら「改正」ではないことを訴えまし た。夕方の五時から六時の一時間でしたが、ハガキを四〇〇枚配布、署名が三〇筆集まりました。 　この駅頭宣伝を聞いて、じっとしていられないと、友の会員でもある都議候補の阿藤和之さんも応援に駆けつけてマイクを握りました。参加した役員からは 「意外とハガキの受け取りがよかった。緊張したけどいい経験になった」などの感想が寄せられました。 （柏葉長一）

 

「戦争はイヤ！」の思いで　　静岡・はまきた医療生協

浜松からバス五台で五・二七集会に、医療生協はまきたの代表として参加しました。あいにくの雨の中、脳梗塞の後遺症の右片マヒの私なので、傘が持てずカッパで杖をついての参加でしたが、憲法と医療を守る大切な段階の行動だと、家内の励ましを受けて行進しました。 　参加者の「憲法改悪をくい止めたい」の熱気で行進のペースは上がりがち。私は遅れ気味で大変な思いをしましたが、全行程を完歩しました。「戦争はイヤ」 の思いで参加した高齢者も多く、息切らせて道にうずくまり、仲間に介抱されている人もいました。五・二七国民大行進には、いろいろな人々が、大変な決意で 参加したのです。 （利根川貞夫通信員）

 

一日二食でつないで　　山梨・峡西健康友の会

六月は友の会会費納入月です。 　事務局では、いっせいに会員宅にお知らせの通知を出しました。数日して、事務局に「会費が払えない、払わなくてはいけないでしょうか」という電話が入り、さっそく会員宅に訪問しました。 　Ｏさんご夫婦は年金暮らしで二人合わせて九万円。ご主人の介護、医療費などで毎月五万円が出ていき、残り四万円が生活費。とても食べていけないので、奥 さんは昼食ぬきの一日二食の生活をしているといいます。 　「このままでは夫のデイサービスを減らさなければならない。でもデイサービスに行っていると、とても身体の調子がよくボケも進まないので減らすのもつら い」と、Ｏさんは途方にくれたように話します。 　友の会では高齢世帯を中心に対市交渉にとりくむことを確認しました。 （赤池八重子）

 

「愛国心通知表」で世論動く　　東京・城南保健生協

　第一六回国会は会期が延長されずに終わり ました。終盤国会で焦点となった教育基本法改悪、改憲手続法案、「共謀罪」法案、「防衛省」設置法案は、継続審議になりました。私は元高校教師で、現在 「教育基本法を守る大田連絡会」の世話人の一人です。「教育基本法を守り、生かし、国会上程を許さない」運動を精力的に進めて来ました。マスコミは「なぜ 改正か」「何を議論しているのか」などはほとんど報道しませんでした。
　しかし、五月二四日以降、事態は大きく変わりました。日本共産党の志位委員長が国会質問で「愛国心通知表」と「一斉学力テスト」を取り上げたからです。 マスコミもやっと取り上げ、各地で「愛国心通知表」見直しの動きが始まりました。五月、六月に何回かＪＲ蒲田駅で駅頭宣伝をしましたが、足を止めて耳を傾 ける人やチラシを受け取る人が急激に多くなりました。
　今国会で成立を許さず「国民の運動と世論が切り開いた重要な到達点」という指摘もあります。教育基本法改悪阻止を掲げ、臨時国会での廃案に全力を傾ける決意を固めました。
（伊藤茂通信員）

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いつでも元気9月号No.179より