勇気と決断に感謝!岩国住民投票
山口・医療生協健文会
三月一二日夜、住民投票成立のニュースを見たとき、本当にうれしく、眠気も吹き飛んでしまいました。岩国市民のみなさんの勇気と決断に敬意と感謝でいっぱいです。
関係ないわけない
私の住む宇部市は県東部の岩国市とは遠く、山口県に米軍基地はいらない、ましてや戦闘機が二倍にも膨らむ移転受け入れなど真っ平だと思っても、「あんたら、遠くで勝手なことを言いよるだけじゃ」と思う人もいるでしょう。
でも、関係ないわけではありません。私の町には空港があります。港もあります。今までに何度も米軍に使われてきました。しかも、無償で。
これ以上、私たちの国を米軍に勝手に使われたくありません。だから岩国で住民投票がおこなわれることになったとき、何としても成立させて、住民の意思を示して欲しいと切に願いました。
土曜日二回しか支援に行くことができなかったのですが、四日と、一週間後の一一日では町の雰囲気がガラッと変わっていました。
切実な声を聞いて!
しかし山口県出身の次期首相候補はじめ、国は「国の専権事項だから」と住民の声を無視しようとしています。
岩国市民は「命も自然もお金では買えない。これ以上の負担はもうごめん」と判決を出しました。日本政府もアメリカもその声に真摯に耳を傾けるべきです。 日本各地で「基地強化反対」運動が起きていることを直視するべきです。
戦後六〇年以上。ここらで「占領下」から卒業してはいかがでしょう。
(吉田和子)
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いつでも元気5月号No.175より
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