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ニュース・プレスリリース

地域とともに

“あったかハウス今津”  兵庫・宝塚医療生協

torikumi173_04 一二月一日、「老人デイサービス宝塚医療生協あったかハウス今津」がスタートしました。
 阪神大震災後、「何かを始めなければ」という思いを持つ多くの人たちが集い、月一回の老人昼食会を始め、続ける中で、「西宮に小規模多機能施設をつくる 会」を発足するに至りました。西宮の拠点づくりを目標にしていた宝塚医療生協の西宮支部の組合員も、この会に多く参加していたこともあり、つくる会の活動 に合流しました。
 建物は、古い民家を改装しました。地域の自治会にも加入し、回覧板も回ってきます。つくる会や宝塚医療生協西宮支部からは、毎日たくさんのボランティアがお手伝いにきてくれます。
 老人介護は今後ますます困難なときを迎えますが、民医連加盟の福祉事業所が西宮市に誕生したことは非常に画期的なことだと思います。今後は私たちの力だ けではなく地域に支えられる介護拠点となるよう、「歳を重ねて障害をもっても、住み慣れた街で暮らし続けたい」・そんな願いが実現できる場所として、がん ばっていきたいと思います。 (川内真希)

 

アスベスト問題で調査活動  千葉健生病院健康友の会

 友の会事務所から五〇〇メートルのところに、かつてアスベストを多量に扱っていた旧三好石綿(のち三菱セメント)があります。操業中および閉鎖後のマンション建設時に粉塵被害があったと報告されているため、近隣の友の会会員宅を尋ねました。
 病院職員、民医連、千葉土建事務センター、友の会から二〇人が参加。「そのころの状況や、健康上心配なこと」などを聞きました。二日間で四六件の面談 と、家族含めて一三二人の健康調査をさせてもらいました。
 「従業員の方が肺がんで亡くなった」「排水溝に白いものや青いものが沈んでいて、子どもが遊んでいた」「呼吸疾患や胸部写真異常があった」などの声が。 肺がんで四人が死亡していたこともわかりました。
 今回の訪問で会えなかった方への対応もした上で、地域の住民の方への健康調査の呼びかけや健康上の心配などについて、要望をまとめて、会社や市への交渉 もしていきたいと考えています。 (伊藤則子通信員)

 

次は何か新企画も  東京・三多摩健康友の会国立支部

 一二月一〇日、健康チェックの会の二回目を団地集会場で開きました。地域の団地住民を中心に二回のチラシを配付し、五三人の参加がありました。
 当日は谷保駅前診療所の市川麻子医師による「骨粗鬆症の話」。参加者は熱心に聞き入り、メモをとる姿が目立ちました。
 「骨を丈夫にするには? そうですね、桜えびが最高、小松菜もいいですよ」と質問にも答えながら、マイクを片手にスライドで説明。終わってからの健康相談にも長い列が。
 骨密度、血流、血圧、体脂肪の四測定結果に一喜一憂でしたが、手伝った一一人の友の会員の感想は、「前回と今回の間が短かったので、参加者が少なかった のでは。これからは測定に加えて何か新企画を添えてはどうか。地域とともに健康を求めていこう」という声が大勢でした。なお、当日、友の会に五人の入会が ありました。
(竹内久安通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気3月号No.173より