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ニュース・プレスリリース

日本が果たすべき役割は?

核戦争に反対する医師の会(反核医師の会)が集会

torikumi171_06 「なくせ核兵器 なくすな9条」をテーマに一〇月二二、二三日に、名古屋市の中京大学で「第一六回 核戦争に反対し、核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどい」を開催しました。
 この集会は全日本民医連と全国保団連が協賛している「核戦争に反対する医師の会(反核医師の会」と実行委員会が共催し、愛知原水爆被災者の会などの反核 団体や中日新聞社や朝日新聞社が後援しました。

憲法九条を生かすこと大事

 今回の集会には全国から三〇〇人をこえる医師、医学生、医療関係者や市民が参加しました。
 一日目のシンポジウムでは浅井基文さん(広島市立大学広島平和研究所長)、本秀紀さん(名古屋大学大学院法学研究科教授)、高草木博さん(原水爆禁止日 本協議会事務局長)をパネリストに「戦争・核の恐怖から抜け出す平和への道―日本が果たすべき役割は?」について討論しました。
 「憲法九条を生かすことが、日本が世界に果たせる役割である」ことなどが話し合われました。

核の問題に明るい医者に

 二日目の分科会は四つのテーマで開かれました。
 「核兵器廃絶をめざして~世代を超えて医師の役割を考える~」の分科会の冒頭には、被爆者として、医師として六〇年被爆者医療に携わってきた肥田舜太郎 さん(全日本民医連顧問・日本被団協中央相談所理事長)の講演がおこなわれました。
 肥田さんは「私の話を土台に放射線被害について学び、核の問題に明るい医者になってもらいたい」と呼びかけました。
 参加者からは「説得力があり、心に響いた」「感銘を受けた」との声が。
 「憲法と日本の戦争責任」の分科会では、韓国の医師のよる在韓被爆者の実態調査の結果が報告されました。

「アンゼラスの鐘」も上映

 また集会に先がけて、長崎の被爆医師をモデルに作成されたアニメ映画「アンゼラスの鐘」の上映会がおこなわれました。一般市民の参加も多く、大変好評でした。
(斉藤千穂記者)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気1月号No.171より