学んで交流
こんなに大変なんて! 北海道・道東勤医協友の会連合会
「寝返りや起き上がりが、こんなに大変だ とは思わなかったよ」「歩きにくいもんだね」。種々の器具などを身に着けて、高齢者を体験した参加者からの感想です。介護支援センター「すこやか」では、 「高齢者は、日常が不自由な中で生活をしている」、そんな体験をしようと企画しました。 ボランティアや友の会会員も参加し、体験後には、「これから、障害を抱えている主人に少しやさしくしようかな」「こんなに体が重いとはと思わなかったね」と、話がつきませんでした。 (亀井武通信員) |
区政学習会開く 東京・すみだ共立健康友の会
五月二七日、友の会の顧問である西区議会議員に講師をお願いして「墨田区政学習会」を開きました。 西区議から「新タワー構想問題」「国保問題、とくに資格証発行や短期保険証の状況」「年金保険料の滞納者が四割強」などを聞きました。驚くことばかりでした。 参加役員から「友の会のアンテナが重要になってきたと思う。会員がいつでも相談できるように運動を大きくしていこう」と感想が述べられました。 今回の学習会には職員も参加して一緒に勉強し、友の会との交流を深めました。 (柏葉長一) |
ボケは防げる、治せる 北海道釧路市鳥取販売所
『いつでも元気』3月号特集の「ボケ予防」を執筆した山崎雅勇医師を迎え、読者会を開きました。一二人が参加。 「ボケ」の九割が「廃用型痴呆」とのこと。「痴呆」の本態は大脳の一番前の部分=前頭前野の機能低下であり、その判定のために二つのテストを実施し、段 階分析をするとの説明。軽・中度の早期なら脳リハビリで回復可能だと強調され、音楽、絵画、ゲームなど右脳リハビリの方法を話されました。 参加者は、「若いころから感性の乏しい生活をしてきた人は、廃用型痴呆がおこりやすい」との指摘にうなずきながら、生活改善の方法を質問していました。 (中村勝男通信員) |
早朝行動で元気に 宮城・古川民主病院友の会
全日本民医連の「五・二〇いのちと人権平 和を守る立場から介護保険と憲法改悪に反対する」全国一斉行動に呼応して、古川民主病院は職員を中心に友の会、大崎社保協が共同。五月二〇日、古川駅前で 早朝七時半から宣伝カーによる宣伝とビラ配布を行ないました。三〇人が参加しました。 介護保険の改悪の内容を知らせ、署名の協力を訴えました。通勤者の一人は「介護保険制度はよい制度と思っていたが、今度は介護度の軽い人はヘルパーさん をお願いできなくなるなんてひどいですネ」「それなら私も反対です」と話していました。参加者からは「元気が出た」「励まされた」との声も。 (平沢勇喜通信員) |
メーデーで介護署名 茨城保健生協つくば支部
五月一日、「つくば中央メーデー」が開催され、一五〇〇人が参加しました。七人の支部委員も参加し、介護保険の署名をお願いしました。 「五年以上寝たきりの妻を看ているが、肉体的、経済的負担が多くて大変。介護保険の改悪には腹が立つ」「義理の母は、デイケアと訪問看護、ショートステ イを受けていて、月六万円かかる。介護保険が改悪されると、ホテルコストなどでさらに六万円かかる。大学生を抱えて、私は仕事を止めて義母を看たほうが経 済的によいのではないかと考えてしまう。介護保険の改悪には反対」などの声が。九五筆の署名があっという間に集りました。 (広瀬真理子通信員) |
介護保険改悪許せない 福岡医療団
五月一一日、千鳥橋病院では介護保険法案 が衆議院本会議で採決され、参議院に送られたことに抗議する緊急集会をしました。福岡医療団や福岡保健企画、労働組合、ふくおか健康友の会などが参加する 介護保険改悪反対闘争本部の主催です。約百人が参加。福岡地区労連や比江嶋共産党福岡市議が連帯のあいさつをしました。 各代表から、今度の改悪でヘルパー派遣や福祉用具貸与が切り捨てられ、生活に困る利用者が大量に生まれることや、ホテルコストの徴収により、払えない入 所者が介護難民となることなど、日々の医療・介護活動にもとづく切実な訴えがされました。参議院で廃案にするために全力を尽くそうと決意を固め合い、最後 に小泉首相宛の抗議文を採択しました。 (杉谷雅博) |
「介護一一〇番」活動 みやぎ高齢者福祉の里をつくる会
五月一二、一三日の両日、宮城県社会保障推進協議会と共催で、宮城厚生福祉会高齢者施設「宮城野の里」に臨時電話二本を設置し、介護保険一一〇番活動」をしました。民医連関連のケアマネジャー数人が分担して電話をうけました。
相談件数は四三。施設利用料の大幅アップ、介護保険利用料の問題など、費用に関する質問が二九件で最も多く、制度変更による介護保険の変化に関する質問 などがありました。家族からの質問が多く、お金についての質問は深刻です。
これをふまえ、会では宮城県知事に福祉施設利用についての要望書を提出する予定です。
(籏野昌弘通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気8月号No.166より