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ニュース・プレスリリース

守ろうくらし、憲法、平和

いま、憲法が危ない!  京都・やましろ健康医療生協

torikumi162_03 やましろ医療生協では社保学校で「改悪問題について」と題して憲法改悪阻止の学習会を開きました。講師の中尾弁護士は、現行憲法成立のいきさつから、天皇の位置づけの矛盾、そして九条の持つ意味の世界的な価値を中心として話されました。
 憲法について、わかってるようで、空気のような存在になっている。「私たちはいま、憲法を一から学ばなければならない」と強調されました。
(加藤節子通信員)

 

「憲法守ろう」の若い力に  北海道・札幌西・手稲健康友の会

 病院の横にあるひまわり薬局のスタッフは一四人ですが、大半が二〇~三〇代の戦争を知らない世代です。昨年、小田実さんたちが出した「九条の会アピール」の学習会を契機に、地域の友の会会員から戦争体験を聞くことになりました。
 「山梨県甲府で空襲を受け、赤ちゃんを背に、炎の中を逃げまどい、田んぼの泥水をかぶり助かった」「硫黄島で戦死した夫は紙に印刷されただけの位牌に なって帰ってきた」「戦争をすると人間は人間らしくなくなる」などの話をお聞きし、戦争は二度としてはならないとの思いを強くしたといいます。
 「守ろう憲法」の学習会も開き、「西区ひまわり薬局九条の会」が誕生しました。
 この若い力に、私たちも大きな拍手を送り、あとに続かなくては…と思っています。
(坂野悠紀子通信員)

 

人間らしく安心して働きたい  静岡東部健康友の会

 一二月二五日、「石田明さんの過労死を認めさせる会」の結成総会を開催。三島共立病院職員、地元の友の会会員をはじめとした支援・協力者三二人が参加しました。
 友の会の会員でもある石田さんのご両親は、三年前に亡くなられた息子さん(会社の慰安旅行中に不整脈による突然死)の労災申請をしました。
 ご両親から「息子(当時三二歳)はフォークリフトの販売営業の成績向上のために、営業先や顧客開拓先回りに努め、連日午後九時までサービス残業。さらに 仕事を家に持ち帰る状況だった。息子の死亡原因は、蓄積された過重な労働と、慰安旅行でアルコールに弱い息子が、ビールの早飲み競争に上司から推薦され、 余儀なく参加させられたことだ」と、つらい経過が話されました。
 また、県内から労災認定を勝ち取った三組のご遺族の方がそれぞれ家族を亡くした辛い思いとたたかいの経験を語り、場内は「労働者が人間らしく安心して働 けるためにもみんなで頑張ろう」と、石田明さんの労災認定へ向けての運動がスタートしました。
(小高賢治)

 

早期の特養ホーム建設を  石川・中央西健康友の会

 「在宅での介護は、すでに限界」と一月二八日、特養老人ホーム入居待機者家族の会は、金沢市と石川県に対し、待機の実態に見合う特養ホームの建設の実施や、ホテルコストなどにたいする県独自の軽減措置の創設などを要望しました。
 会の要望について、特養ホームやすらぎの山口氏は市や県の認識が一定前進したこと、財政問題が大きなカベとなっていること、待機の実態がある程度伝わっ たことを報告、今後も介護フォーラムでの発言や署名活動など改善へのとりくみが大切と話しました。
(中初弓一通信員)

 

住民に背をむけた合併  長崎・香焼健康友の会

 一月四日、町長の独断により、香焼町を含む六つの町が長崎市に編入合併されました。
 町民の生活も、老人に対する処遇や、学校の就学援助も打ち切られ、町民の命である落矢ダムの水も飲めなくなるのではと懸念されています。
 ことし、香焼民主診療所の福原雅夫所長からいただいた年賀状には、「今年から長崎市になりますが、診療所は今までと変わりなく頑張って行きたいと思って おります」との、強い信念のこもった一文があり、私どもも勇気づけられました。
 住民の声にまったく背をむけた徳永町長の横暴な態度には、多くの住民が不満をぶつけています。 (中村幸一通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気4月号No.162より